なぜEPS(1株あたりの利益)気にしないといけないのか??

#225
こんにちは、チャーリーです!
前回ブログ(なぜ自社株買いをするのか??)で自社株買いをするとなぜEPS(1株あたりの利益)が上がりやすいのかを書きましたが、今回はなぜEPSを気にしないといけないのか?を考えていきたいと思います。
まず考えないといけないのは、株価ってどうやって決まっているの??です。
計算式
株価=EPS(1株あたりの利益)×PER(株価収益率)
で計算されます。
※ PERとはEPSの何倍まで株価が買われているのかを示す指標です。数字が高ければ高いほど株価が利益に対して割高になっているということです。
難しくなりそうな予感がするかもしれませんが、大丈夫です!
難しいと感じる人は上記の計算式は無視しても問題ありません。
ここで何が言いたかったかというと…
EPS(1株あたりの利益)が伸びれば伸びるほど、株価は上昇しやすいということです。
ここだけは覚えておいてください。
別の言い方をすると、「EPSと株価は連動する」ということです。
「そんなこと当たり前じゃん!!」、「そんなこと高校生でもわかるよ」って思う人が多いと思います。
ただ、投資をする上でこのすごく当たり前なことを忘れている人が多いです!
突然ですが、ここでクイズです!!
社名を伏せた状態で2社の2000年からのEPSの推移を見てもらいます。
「どっちが株価が上がっているでしょうか??」
「どっちが今後もEPSが伸びていく可能性が高いでしょうか??」
「どっちの会社に投資したいですか??」
さあどうですか?
まだ銘柄名を伏せたまま、今度は2000年からの株価推移を見てください。
たぶんみなさんが想像していた通り、EPSが右肩上がりになっているB社の方が株価も上がっています。
しかも、よく見るとEPSと株価が連動していることに気付きましたか??
こういう結果になるので、EPSを気にしないといけないんです。それにも関わらず、テスラやウーバーに投資している人が多いです…
一か八かで投資しているので投資で損して失敗している人が多いんです!
私からするとテスラに投資することと、ビットコインに投資することはほぼ同じ意味合いです。
最後に上記2社の社名を公表して終わりたいと思います。
A社:フォード(自動車メーカー)
B社:ムーディーズ(格付け会社)
整理すると…
投資するのにEPS(1株あたりの利益)の推移を確かめずに投資することがいかに怖いことかわかったと思います。赤字の企業やEPSが乱高下している会社は長期投資に向いていません。
B社のムーディーズみたいにEPSが右肩上がりになっている企業は、永続的に競争優位性を持っている企業なので今後もEPSが右肩上がりに確率は極めて高いです。
だからこそ、バフェットが永久保有銘柄としてムーディーズに投資しています。
今回調べて感じたことは、社名を見ずに投資判断を下すもの悪くない投資方法だと思いました。
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