検証:海外売上比率が高いユニチャームはどうなのか??

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こんにちは、チャーリーです!

2021年5月15日の日経新聞にユニ・チャームが決算を発表したことが載っていました。

その記事の中でユニ・チャームは海外の売上比率が6割あると書いてあったので、今回はユニ・チャームについていろいろ調べてみたいと思います。

 

ユニ・チャーム社とは…

紙おむつ、生理用品などの衛生用品の大手メーカーです。

 

 

まずは株価を見てみます。

基本的にはずっと右肩上がりです!!

日本企業で30年以上も右肩上がりを続けている企業は珍しいです。

 

 

これだけ長い間右肩上がりを続けられている理由は以前のブログで取り上げたキッコーマンと同じ理由だと推測します。

「人口が増えていない日本だけじゃなく、人口が増え続けている(需要が伸び続けている)海外での販売に力を入れているから」だと思います。

ただ、本当にそうなのかを検証するために調べていきます。

 

 

以下の表はすべてユニ・チャームの有価証券報告書から数字を拾って作成しています。

ユニ・チャームの有価証券報告書はこちら

 

売上高

   

 

 

国内外の売上高推移を調べてみます。

 

遡れる2003年から年々海外での売上高比率が増えていっています。

2013年には国内での売上高を海外売上高が上回りました。

2003年時点では21.5%だった海外売上高比率が2020年には59.8%まで増えています!!

 

 

純利益とEPS(1株あたりの利益)

人口が増えている海外での需要をうまく取り込めたことで、純利益もEPS(1株あたりの利益)も年々増えています!
EPS(1株あたりの利益)と株価は中長期的には連動するので株価も年々上がっているというわけです。

過去ブログの(なぜEPS(1株あたりの利益)気にしないといけないのか??)を参照してください。

 

ここで想像してほしいことは…

「もしユニ・チャームが日本国内だけの販売だったら株価はどうなっていたのか??」

 

株価が上がっていない可能性が極めて高いと思います。

国内の売上高はあんまり増えていないので。

当たり前のことですが、消費者の数が多くなればなるほど、ユニ・チャームのように優れた商品(ブランド)を持っている企業は、その恩恵を受けやすくなります。

 

 

整理すると…

ユニ・チャームは日本企業では、ほんっとうに珍しいくらい海外での売上高をどんどん伸ばしていっている企業の1つでした。

私が投資しているようなアメリカ株(外国株)にどうしても抵抗がある人は、ユニ・チャームやキッコーマン、ファーストリテイリングなどの株を長期投資するのもありだと思いました。

ただ、どうしてもアメリカ企業の株価上昇率よりは劣ってしまいますが…

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