日本経済は円安頼みなのか…
#993
こんにちは、チャーリーです!
少し前のブログで中小企業診断士の資格取得のために9月から中小企業大学校に通うことになったと書きましたが、入学前にテキストと事前課題が届いたのですが、事前課題が本当にできるのか不安になるくらい難易度が高そうです。
まだサラッとしか見ていないので難易度が高そうという表現ですがピンチ到来です。
申し訳ないですが、ブログも9月3日をもって長期の休載に入らさせてください。
学校が半年間なので4月からはまたブログを再開します。
2024年8月21日の日経新聞に興味深い内容が載っていたので紹介したいと思います。
それは「7月の訪日客、329万人で最高更新 円安が消費押上げ」というタイトルで書いてありました。
7月の訪日客数は3,292,500人で単月として過去最高を更新しました。
前年同期比:+41.9%増
コロナ前の2019年7月比:+10.1%増
ちなみに6月も過去最高を更新していたので2ヶ月連続で更新したことになります。
300万人を超えるのは5ヶ月連続です。
年間の訪日客数で一番多かったのは2019年でした。
2019年:31,882,049人
このペースが続くと2019年の訪日客数を更新する可能性が大です!
観光公害(オーバーツーリズム)が起きていることは百も承知していますが、日本経済のことを考えると訪日客に消費をしてもらうしかないもの事実です。
訪日客の消費額の推移を調べてみます。
非居住者とは、日本に住民票がない人のこと。
念のため補足しておきますが、2023年度とは2023年4月~2024年3月のことです。
2023年度は5兆7,265億円を非居住者が日本国内で消費しています。
ただ!
日経新聞で書いてあったことがすごく引っかかるんです。
「円安の影響もあって訪日客の消費額も増えている」
この図表を見てください。
画像引用元:日本経済新聞(2024年8月21日朝刊)
訪日客の消費が伸びている理由で一番大きいのは「為替要因」なんです。
新聞記事にも「円安で消費額が膨らんでいる」とハッキリ書いてあります。
あと、これは新聞では言及されていなかったですが、図表の「客数増」というのも円安の影響が少なからずあると思います。
消費額・訪日客数が円高になったらどうなるかは想像しやすいと思います。
今の状況を簡単に整理します。
日本:利上げ
アメリカ:利下げ
対米ドルだと円高ドル安になりやすい状況です。
ちなみに利下げ基調なのはアメリカに限ったことではありません。
日本以外の主要国は利下げを模索しています。
整理すると…
日経新聞が指摘している通り、円安要因で訪日客の消費が伸びているとしたら円高になりやすい今後は試練が訪れそうです。
日銀の植田総裁は本音は追加の利上げをしたいと考えています。
今後どうなるのか注目したいと思います。