基本中の基本! 今後ますます大事になること
#395
こんにちは、チャーリーです!
今の相場は中国恒大集団問題、テーパリング問題、アメリカの債務上限問題、インフレ問題などいろんなことが重なって軟調に推移しています。
ニュースを見ていると、今までみたいな上昇相場は終わったと思う人もいると思います。
こういう相場だからこそ大事なことを確認しておきます。
結論からいうと「株価だけを見ない」です!
株価だけを見て一喜一憂していると、いつか落とし穴に落っこちてしまいます…悲
じゃーどうすればいいのか??
「株価をチェックするなってこと?」
「ニュースを見るなってこと?」
って思うかもしれませんが、それができたら一番いいですが、株価をチェックせずに本当にほったらかしにできる人はほぼいないと思います。
正解は…
「株価に惑わされずに、業績を見るべき」
この大前提にあるのは、上場会社の株価は利益と連動するからです!
そのことについては過去ブログ(なぜEPS(1株あたりの利益)気にしないといけないのか??)を参照してくれたらすぐ理解できると思います。
今回例に出すのはアップルです。
リーマンショック時のアップルを参考にして考えていきたいと思います。
まずはリーマンショック時のアップルの株価推移を見てください。
この株価推移だけ見ていると、リーマンショック時に60.92%も下落した時に「アップル株を持っていていいのか?」、「アップル株を買い増しした方がいいのか?」の判断が全くつきません。
それこそ“一か八か戦法”で決断するしかないです。
ただ、その買い方は昨日のブログで取り上げた日本製鉄が下がったタイミングで買うのと大差ありません。
次にリーマンショック時のアップルの業績を見てみます。
以下の表はすべてアップルの年次報告書から数字を拾って作成しています。
年次報告書はこちら
純利益
2008年、2009年も増益になっています!
もちろんその後も増益基調は続いています。
EPS(1株当たりの利益)も見てみます。
EPS(1株あたりの利益)もリーマンショック関係なく、増加しています。
リーマンショック時も増益だった結果、株価はどうなったかというと…
利益と株価は中長期では連動するので、当然株価も上昇基調になっています。
このように利益が増益になっているのに、株価だけ60.92%も下がったという事実を知っていたら投資行動は大きく変わってくると思います。
今回の趣旨から少し外れますが、こうやって業績を調べることができないので投資信託はオススメできません。投資信託をオススメできない理由は他にもありますが…
整理すると…
悪いニュースが続いて株価が下落基調の時は株価だけを見ていたら不安になるだけで良いことは何ひとつないです。
むしろ、不安になって売却する人が出てくるか、もしくは、根拠なく元の株価に戻ってくるのを天に任せて待つしか方法がありません。
こういう時こそ基本に立ち戻って業績を見るべきです!
業績が伸びているのに株価が下がっているのなら、怖がらず買いにいけます。
買いにいけなくても、不安になることなく持ち続けることができます。
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