処方箋医薬品の値段
#990
こんにちは、チャーリーです!
私はすべてのお客様に対してオススメ6銘柄をセットで保有してもらっています。
年齢も金額の多寡も問わずです。
この前、新規のお客様にユナイテッドヘルスの説明をしている時にこんなことを言われました。
「処方箋医薬品への保険金ってそんなに負担が大きいんですか??」
過去50人以上に同じ説明してきましたが、初めての質問でした。
そもそもなんでそんな質問が出たかというと
ユナイテッドヘルスは薬剤給付管理とのシナジーで保険金を安く抑えられる仕組みを構築できているという説明をしたからです。
詳細は(医療保険大手のメディカルケア・レシオ)を参照してください。
今回のブログでは調剤医薬品に関して書いていきたいと思います。
確かに私たちが日常で処方されている医薬品の値段を見ていると、ユナイテッドヘルス全体に対する影響度は低いような気がします。
でも重度の病気を患っている人が処方されている医薬品はハッキリ言って安くありません。
目玉が飛び出るくらい高額です。
一例を書いてみます。
・C型肝炎治療配合剤「ハーボニー」:ギリアド・サイエンシズ
1錠8万円(発売当初)
1日1錠を3ヶ月間飲むので、合計で720万円。
・がん治療薬「オプチーボ」:小野薬品工業
100mg/約73万円(発売当初)
年間の薬剤費3,800万円
今は年間1,090万円
・HIV治療薬「ビクタルビ」:ギリアド・サイエンシズ
年間35,839ドル(約519万円)
・アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」:イーライリリー
年間32,000ドル(464万円)
この高額医薬品の一定割合を保険金で賄っているんです。
アメリカの医療保険会社の負担の大きさが想像できると思います。
しかも上記の医薬品は私が知っている範囲で書いただけです。
世界で一番高い医薬品はケタが違います。
・血友病治療薬「ヘムジェニックス」
薬剤費350万ドル(約5億円)
ここまでくると高すぎて想像しにいくレベルです。
薬剤給付管理の規模が大きければ製薬会社に対して、「そんな値段では医薬品を仕入れられない」とハッキリ言えます。
製薬会社から仕入れる医薬品の値段を交渉できます。
「安くしないんなら似た効用がある他の製薬会社から仕入れる」と強気な交渉ができます。
こうやって安く医薬品を仕入れて、安く販売すればユナイテッドヘルスは保険金を患者にたくさん支払う必要がなくなります。
本業の医療保険と薬剤給付管理のシナジー(相乗効果)が得られるのはユナイテッドヘルスだけです。
医薬品を安く仕入れて安く販売するインセンティブが働きます。
保険金をたくさん払いたくないので。
整理すると…
私たちが知らないだけで世界の医薬品の値段(薬価)はどんどん高くなっていっています。
それだけ優れた医薬品が開発されているという裏返しなので一概に悪いこととは言えません。
でも少しでも安く医薬品が買えると患者も医療保険会社も双方に利益があります。
患者にもメリットがあるので、結果的にユナイテッドヘルスの医療保険に加入する人が増えるという好循環なんです。
ユナイテッドヘルスすげー!