2021年第2四半期 決算発表:ヤムブランズ
#337
こんにちは、チャーリーです!
昨日のブログ(2021.07.31 資産公開)で書きましたが、ヤムブランズの株価が買値から2倍になりました。
ハイテク企業でもない外食産業のヤムブランズでも2倍になるってことが読者のみんなわかっていただけたら一番嬉しいです!
投資をするときに一般的に考えることは、「ハイテク企業のような世の中を変えていくような企業に投資しないと儲からない」とか、そこまでいかなくても「成長産業に投資しないと儲からない」と考える人が大多数だと思います。
私は声を大にして「そんなことはない!」と言いたいです。
このヤムブランズがまさしくそうです。
まずはヤムブランズの過去5年間の株価推移を見てください。
コロナ大流行があったにも関わらず、5年間で株価が2倍になっています。
それでは2021年7月29日に第2四半期決算の発表がありましたので、その内容を調べてみたいと思います。
以下の表はすべてヤムブランズの四半期報告書から数字を拾って作成しています。
四半期報告書はこちら
売上高
ヤムブランズの4Q(10月-12月期)はクリスマスがあるので、売上が大きく伸びているので、過去の2Q(4月-6月期)と比較した方がわかりやすいです。
過去の2Qと比べると売上高が一番多くなっています。
営業利益・純利益
営業利益・純利益も売上高同様、過去の2Qと比べると一番業績がいいです!
2021年第2四半期の営業利益の内訳を調べてみます。
次に各ブランドごとの業績推移を調べてみます。
KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)
これぞ安定と言える業績推移です。
結論から言うと、すべての傘下ブランドが過去の2Q(4月-6月期)と比べて今回が一番業績が良いです!
ピザハット
タコベル
ハビットバーガー
業績は見ていただいた通り、着実に伸びていっています。
しかも、ヤムブランズの何がすごいかというと、「設備投資額が少ない」ことです!!
設備投資の推移は過去ブログ(長期保有株の前提!! 設備投資の推移を調べてみた)を参照してください。
※ ヤムブランズは元々設備投資額が少ないのに、さらに年々減少しています。
設備投資が少ないということは、それだけフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が多いということになります。
長期投資をする上では、このフリーキャッシュフローは無視したらいけないポイントです!
フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢な企業は、株主価値を上げるためにその潤沢な資金を使って、自社株買い、増配、企業買収などを積極的に行っています。
これがもし、設備投資額が多い企業だとフリーキャッシュフローが少ないので、株主価値を上げる策が取れないんです。
整理すると…
ヤムブランズの決算も絶好調でした!
まだ世界的に完全に経済活動が再開しているわけではないのに、コロナ前の水準を傘下ブランド全てが上回っていました。
こういう企業だと本当に安心してほったらかしにできるので長期投資に向いている企業の1つだと思います。
冒頭に書いたように、将来どうなるかわからないハイテク株に投資をするんなら、ヤムブランズみたいなスーパー安定株を持っていた方が結果的に資産は拡大できると思います。
急がば回れ!!