2021年第1四半期 決算発表:ヤムブランズ

#266
こんにちは、チャーリーです!
2021年4月28日に私が保有している銘柄の1つであるヤムブランズが第1四半期決算の発表をしましたので、中身を調べてみたいと思います。
ヤムブランズは、KFC(ケンタッキー・フライドチキン)、ピザハット、タコベル、ハビットバーガーをチェーン展開している会社です。
傘下ブランドの売上高の比率を見てみます。
まずはヤムブランズの株価推移から。
ではさっそく業績内容を調べていきます。
売上高・営業利益・純利益
コロナ前の2019年第1四半期と比べても売上・営業利益・純利益ともにコロナ前を上回ってきました。
第4四半期は10-12月なのでクリスマスなどのイベントがあるので毎年売上が一番多い時期です。
次に参加ブランドごとの売上高・営業利益の推移を調べてみます。
KFC(ケンタッキー・フライドチキン)
ピザハット
タコベル
ハビットバーガー
ハビットバーガーは2020年3月にヤムブランズに買収されたので、2020年以前の業績はわからないです…
このように業績が伸ばせている背景の1つとして企業買収があります。
2021年1-3月期にヤムブランズは2社買収しました。
・2月3日にKvantum社を買収
・3月24日にTictuk社を買収
Kvantum社はどんな会社かというと…
→ 消費者行動とマーケティングパフォーマンス分析に人工知能を使用する会社です。
Tictuk社はどんな会社か…
→ 2016年に設立されたイスラエル企業で、WhatsAppやFacebookなどのさまざまなSNSやチャットチャネルを通じて、消費者が注文を完了することができる会社です。
※ 2020年度はザ・ハビットバーガー社とハートスタイル社の2社を買収しています。
またヤムブランズ社は環境対策にも積極的に取り組んでいます。
2021年4月26日にレストランやオフィスから発生する温室効果ガスの排出量を2019年よりも46%削減することを発表しました。
まずは2021年末までに世界中のレストラン1000店舗を再生可能エネルギーに移行するらしいです。これが実現できたら38,000台の車両から出る温室効果ガスを削減することと同等の効果があります。
ちなみにヤムブランズの米国本社は2020年に100%再生可能エネルギーに移転しています。
整理すると…
ヤムブランズは外食産業なのでコロナの影響を受けやすい企業の1つですが、コロナ前の業績を上回っているので安心しました。
しかも参加ブランド3社すべてが2019年1Q(1-3月期)よりも業績が良くなっています!
しかも、今年に入ってすでにデジタル企業を2社も買収しているので、今後はより効率よく売り上げを伸ばせる可能性が高くなっています。