アップル VS エピックゲームズのその後

#265
こんにちは、チャーリーです!
2020年8月にオンラインゲームの「フォートナイト」の開発元であるエピックゲームズがアップルに対して独占禁止法に違反するとして訴訟しました。
その公判が2021年5月3日に始まりました。
オンラインゲームの「フォートナイト」は世界で約4億人が利用しているゲームで、2018年にアップルのApp Store(アップストア)に提供を始めたゲームです。
訴訟に至ったことの発端は…
フォートナイトの開発元であるエピックゲームズがアップストアを通さずにゲーム内の課金ができるシステムを作ったことです。
→アップストアの規約では課金システムはアップストアを利用することになっています。
このアップルが規約違反だと言ったことに対して、「エピックゲームズはアップルがゲーム内で課金されたお金に対して手数料(30%)という高い手数料を徴収するためにアップストアの利用を強制している」として訴訟を起こしていました。
今回の公判のお互いの主張をまとめてみます。
両社の言い分はよく理解できます。
個人的には以前のブログでも書きましたが、エピックゲームズはアップルに対して文句があるんならアップストアを使用しなければいいだけの話だと思います。アップルの主張のように、フォートナイトはiPhone以外でもゲームをすることができます。
ちなみに私の子供は任天堂switchでフォートナイトをやっています。子供の友達はパソコンでやっている人もいます。
このようにアップルの規約が気に入らないんだったら任天堂switchとかパソコンでの利用促進に向けて、エピックゲームズがもっと力を入れればいいだけの話です。
ただ、今の世の中の流れを鑑みるとアップルが少し不利なような気がします…
アップルは今回のことに限らず、反トラスト法(独占禁止法)に違反していると規制当局が見ているからです。
しかも、エピックゲームズだけがこのような主張をしているわけではないんです。
スウェーデンの音楽配信大手のスポティファイも「手数料が割高なので価格に転嫁せざるを得なかった」と主張しているんです。
→ アップルは音楽配信サービスを自社で行っているので、自社サービスを優遇するために手数料を高くしているとも言っています。
整理すると…
今回の件は個人的にはエピックゲームズの主張に無理があると思いますが、今回の訴訟内容に限らずアップルが反トラスト法(独占禁止法)を違反しているとの見方がされているので、アップルが手数料を引き下げるなどの対策をしなければいけなくなると思います。