情報量が多い方がいい??
#988
こんにちは、チャーリーです!
長期投資をする上で情報量は多い方がいいと思いますか??
それとも情報量は少なくてもいいと思いますか??
ポイントは長期投資をする上でというところです。
長期投資と短期投資では考え方が違うので答えも変わってくると思います。
私の答えは実は上記の選択肢の中にはありません。笑
私は「情報は少ない方がいい」です。
少なくてもいいとはニュアンスが少し違います。
今回の相場急落を受けて「情報は少ない方がいい」と思いました。
先日、紹介してもらった経営者と2回目の面談をしてきました。
その経営者は大手証券会社のPB部(プライベートブランドバンキング部)が担当していました。
初回面談は相場が急落する前でした。
初回面談時にその方は大手証券会社で米ドル債を5,000万分保有していると仰っていました。
米ドル債に投資している理由はいろんな資産に分散投資をするためです。
お盆に2回目の面談をしてきました。
その時に「アメリカの利下げで債券価格が上がるよりも、円高によるマイナスの方が大きそうだから米ドル債は今日の午前中に売却しました」と言われました。
また社長はこう仰っていました。
「為替が急激に円高になったので自分なりに色々調べたんですよ。それで今日の午前中にPB部の担当者と部長が来るアポイントが入っていたのでちょうどいいと思って売却したんです」
この事例から言いたいことはたくさんありますが、大きくは2つです。
・自分で調べると益々不安になる
・分散投資の意味
1つ目の「自分で調べると益々不安になる」について
これはすごく単純です。
精神的に不安な状態でネットで調べるとネガティブな情報がより目につきやすい。
ネガティブな情報とポジティブな情報の情報量の割合が半々だとしても自分の精神状態によって目につきやすい情報は思いっきり変わってきます。
2つ目の「分散投資の意味」について
せっかく分散投資しているのに、1つの資産が調子が悪そうだからといってその資産を売却してしまっては分散投資している意味がまったくありません。
証券会社の立場からすると、「鴨が葱を背負って来た。しかもご丁寧に調味料まで持って」という状態です。
顧客が不安なので売却したいと言ってきたので売却。
今度はその売却代金で何かを買う。
売却時、購入時と2回手数料が入ります。
しかもこちらからセールスせずに。
投資アドバイザーの私の立場からするとその担当者・部長に「不安な気持ちにつけこむな!顧客の利益を最優先に考えろ!」と言いたいです。
話は逸れてしまいましたが、最も大事なことは「情報量が多いので不安になる」ということです。
例えば、あえて私がオススメしている6銘柄で考えてみます。
私の感覚では
アップルは情報量が多い
ドミノピザは情報量が少ない
2銘柄とも20%くらい株価が下がったと仮定します。
不安になったのでアップルのことをネットで調べると、下落した理由がどんどん出てきます。
一方、ドミノピザをネットで調べてもほぼ皆無と言っていいくらい何も出てきません。
長期投資をする上でどちらが不安になりますか??
私個人的には情報が少ない方が断然不安にならないです。
それは「変な情報に煽られない」からです。
みなさんはどっちが長期投資できますか??
整理すると…
やっぱりこうやって考えると長期投資の一番の敵は「一喜一憂」だということを再認識します。
情報に煽られたらダメです!
煽られて益々不安になるくらいなら情報に接しない方がいいです。