家賃が払えない人が続出!?
#331
こんにちは、チャーリーです!
2021年7月25日の日経新聞にすごいことが書いてありました。
それがこの記事です。
画像引用元:日本経済新聞(2021年7月25日朝刊2面)
この記事によれば…
新型コロナウイルス禍で家賃が払えなくなった人向けに米政府が設けていた立ち退き猶予措置が7月末で期限切れになるので、約400万人が住む場所を失う可能性があるとのことです。
2020年9月、立ち退きによってホームレスが増えることで感染拡大の懸念があるとして、米疾病対策センター(CDC)は一定の所得以下の人の立ち退きを猶予する措置を取っていました。
しかも、感染拡大が長引いたことで米疾病対策センター(CDC)は猶予措置の延長を繰り返していました。
ただ、米疾病対策センター(CDC)によると、7月末が「最後の延長」らしいんです!
これは、立ち退き猶予措置を延長すればするほど家主側の負担側が大きくなるからです。
そもそもなぜこんな事態になったのか??
借主側の事情
・コロナ禍で職を失って、収入がなくなってしまった
・収入がなくなった、もしくは減ったにも関わらず家賃が値上がっているから
貸主側の事情
・コロナ禍でもインフレ(物価が上がること)なので、家賃を値上げしないと損をしてしまう
家賃が上がるって日本では想像しにくいかもしれませんが、ご幣を恐れず書くと、アメリカでは月日が経てば経つほど家賃が上がっています。
日本ではまるっきり逆ですよね。基本的には新築の時が一番家賃が高いのが一般的です。
→ アメリカの場合は築年数の問題じゃなく、インフレが大きく関係しています。
なぜコロナ禍で経済活動が一時的に停止していたにも関わらず、且つまだ雇用環境も回復していないのにインフレ(物価が上がること)になっているかというと…
「FRBが金融政策を駆使して物価を上げようとしているから」です!
※ 物価を平均して毎年2%ずつ上げようとしている
物価が上がっているのに、入ってくる収入(家賃)が横ばいだったら実質損してしまいます。
例えば
給料が30万円の会社員の場合
家賃の支払い:5万円、携帯代・通信費:6000円、食費:3万円、スポーツジム代6000円、ネットフリックス代……などいろいろ毎月の固定費がかかると思います。
インフレによってこの固定費がどんどん上がっていくんです。
去年と同じ物、同じプラン、同じサービスなのに値段だけ上がるんです。
アメリカは年2%ずつ物価が上がっているので、物価が上がる分、入ってくる収入も増えないと、去年と同じ生活ができなくなるんです!
なので物価が上がった分、貸主からすると家賃を値上げしないといけないんです。
→しかもアメリカは1年契約が多いので毎年家賃が値上りする
どれくらい家賃が上がっているかというと…
画像引用元:日本経済新聞(2021年7月25日朝刊2面)
話を元に戻すと、家賃が払えない人に対しての立ち退き猶予措置の期限が7月末で切れてしまいます。
これによって、全米で360万人が家賃を払えず、立ち退きを迫られる可能性があります。
しかも、これは賃貸住宅に限った話ではないんです!
持ち家の人も同じなんです。
持ち家の人は住宅ローンが支払えず、滞納している人がいます。
住宅ローンが支払えず家を失う可能性がある人が全米で470万人に及ぶらしいです。
ここまでの話だと嫌な話ばかりですけど、最後の頼みの綱が控えています!
アメリカの連邦議会は「米国救済計画法」の中で家賃支援で450億ドル(約4兆9500億円)の予算を確保しています。
※ 住宅ローンが支払えない人やホームレスになっている人への支援も含みます。
ただ、この頼みの綱である450億ドル(約4兆9500億円)の支給が遅れていて、まだ支給がされていないんです。
立ち退きを迫られるかどうかはこの450億ドルにかかっています。
整理すると…
今回いろいろ調べていると、富の格差を改めて感じました。
今回コロナ禍で富を大きく増やせた人は、投資をしている人です!投資に回せるお金がない人はどんどん苦しくなっていっています。
こういう時に思い出す本があります。
「バビロンの大富豪」です!
この本は実話であり、貧乏のどん底からどうやって富を築いていうのかが書いてあります。
ちなみに私もこの本に書いてあることを実践中です!!
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