アップルのAI機能
#956
こんにちは、チャーリーです!
2024年6月10日にアップルは開発者向け会議「WWDC2024」を開催しました。
この「WWDC」が注目されていた理由は、アップルのCEOであるティム・クックがアップルのAIを発表すると宣言していたからです。
正直アップルのAI開発はGAFAMの中で一番後れを取っていました。
その「WWDC」を受けて株価はどう反応したのかと6月10日の株価は下がってしまいました。
6月10日:前日比-1.91%下落
「WWDC」当日の反応は冴えませんでした。
日経新聞にもこのように書かれています。
画像引用元:日本経済新聞(2024年6月12日朝刊2面)
ただ!!
6月11日の相場ではアップルの株価が大きく上昇しました。
6月11日:前日比+7.25%上昇
過去最高値を更新しました!
期待値だけでアップル株を売買している人にとっては下に上に大きく振り回されてイライラしたと思います。
私はそもそもIT分野に詳しくないので今回発表された事実だけを書いていきたいと思います。
GAFAMの中でアップルが唯一強みにしていることは「高級ハードウェア(iPhoneなど)を事業の中心においている」ことです。
唯一無二の存在です!
この強みを活かした取り組みが発表されました。
それは「プライバシー(個人情報)対策」です。
端末(iPhone)の中にプライバシーを保証する生成AIシステムを統合したことでクラウドにアクセスしなくて済むのでプライバシー(個人情報)が守られます。
クラウドを利用したい時はアップル独自のプライベートクラウドを活用するため大丈夫らしいです。
他のGAFAMはハードウェア(スマホ)を事業の中心においていないので、クラウド上で生成AIを稼働させるしかないのでプライバシー(個人情報)面が脆弱です。
その他で発表されたことは「Siri(シリ)」が刷新されました。
私はSiriを活用したことがないくらい私にとっては不必要な機能でしたが、それが今後は大活躍しそうな予感がします。
どういうことかというと…
アップルのデバイス上で動作するアプリが取り扱う情報を組み合わせて複合的に判断して答えてくれるようになりました。
具体例
「娘の演劇を観に行くには何時に出発する必要があるか?」
とSiriに問いかけたとします。
この問いに答えるためには
「娘は誰なのか?」
「演劇はどこであるのか?」
「何月何日にあるのか?」
「何時からあるのか?」
「交通手段・道順を知らないといけない」
などの事前情報が必ず必要になります。
刷新されたSiriはiPhoneやiPad、Mac、AirPodsなどのデバイスから必要な情報を選びだして事前情報を整理して答えを導いてくれます。
他にも
「土曜日のバーベキューで撮った写真を母に送って」
「ニューヨークでピンクのコート着ている私の写真を表示して」
などをSiriに問いかけると事前情報を教えなくても全て対応してくれます。
この他にもいろいろをAIを活用してできることが増えたみたいですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。
プライバシー(個人情報)の保証にしても、Siriの話にしてもアップルが様々なデバイスを展開しているからこそできることだと思います。
整理すると…
今回発表されたAI機能はiPhoneではiPhone15Proと今年の9月頃に発売されるiPhone16で使えるようになるみたいです。
2024年秋にアメリカのみで活用できるようになり、他の国は2025年以降になりますが、今回のAI機能搭載でiPhoneの買い替え需要が喚起される可能性は十分にあると思います。
良い方向に進んでくれることを願っています。