ドミノ・ピザが目指していること
#957
こんにちは、チャーリーです!
少し前にも似たようなブログを書きましたが、ドミノ・ピザについてもう少し詳しく書いていきたいと思います。
まずはこちらを見てください。
ピザ業界の世界第一位のドミノ・ピザと、第二位のピザハットの過去10年間の年間販売額の推移です。
ドミノ・ピザは年々右肩上がりを続けているのに、ピザハットは横ばいなんでしょうか??
これはドミノ・ピザが顧客の利便性に着目した経営を目指しているからなんです!
配達時間のことは今回は割愛します。
配達時間以外の利便性を書いていきたいと思います。
例えば
2016年4月に「ゼロクリック」でピザが注文できるアプリをリリース
これは「Zero Click」というアプリをダウンロードして、名前・住所などの必要な情報に加えて「好きな種類のピザ」を登録しておきます。
そうすると、アプリを立ち上げた時点から10秒のカウントダウンが始まります。
10秒経過すると、事前に登録してあるピザが自動的に注文されます。
他にも「DOMINO’S ANYWARE」
これはスマホだけではなく、どんな端末からでも注文できる仕組みを開発しました。
例えば
「アップルカープレイ」…車についているディスプレイから注文
「アマゾンアレクサ」…声だけで注文
「アップルウォッチ」
「メッセンジャーアプリ」…ピザのスタンプを送るだけ注文
このようにドミノ・ピザはどこからでも、どの端末からでもいかに簡単に注文できるかを常に追求しています。
それを追求してきた結果が冒頭に載せた年間販売額を達成できたんです。
ピザハットと差別化を図ることができたんです。
消費者も一度ドミノ・ピザの利便性を体験するとピザハットなどの他のピザ屋で注文するのが億劫になります。煩わしく思います。
iPhoneを使っている人がアンドロイドに機種を変更しない構図と似ていると思います。
整理すると…
今回書いたこと以外にも顧客の利便性を向上させる戦略はまだまだあると思います。
私が知らないだけで…
ドミノ・ピザのことを調べていると「ドミノ・ピザはピザ屋さんではない。テクノロジー会社だ」というニュアンスのことを目にしました。
その理由が今回調べていたらよくわかりました。
今後も新たな顧客の利便性を重視した施策をどんどん考案してもらって堀を深くしてほしいです。
永続的な競争優位性を強固にしてほしいです。