2021年第3四半期 決算発表:アップル
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こんにちは、チャーリーです!
私のオススメ銘柄の1つであるアップルが2021年7月27日に第3四半期決算を発表しました。
決算発表の翌日の7月28日の相場では1.22%下がりましたが、業績内容を調べてみたいと思います。
ちなみに私は保有していませんが、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の中ではアップルが断トツで一番オススメ銘柄です!!
→ アップルの良さに気付くのが遅かったので、まとまった原資がなくて買えてないだけです。
まずはアップルの株価推移を見てみます。
さすが!の上昇率です。
それではさっそく第3四半期決算の内容を調べていきたいと思います。
以下の表はすべてアップルの四半期報告書から数字を拾って作成しています。
四半期報告書はこちら
売上高
アップルは毎年10月ごろに新作iPhoneを発売するので、10月-12月の売上高が大きくなる傾向にあります。
時期によって、売上高が大きく変わるので、今回と同じ4月-6月と比較するのが一番わかりやすいです。
過去の4月-6月で一番売上が多い!
営業利益・純利益
純利益の数字しか載せていませんが、売上高と同じく、過去の4月-6月期と比べて今回が一番業績がいいです。
こんなに業績が好調なので、最高財務責任者のLucaMaestri氏が言うには、この四半期だけで約290億ドル(約3兆1900億円)分の株主還元を行ったらしいです。
その1つが自社株買いです!
四半期ごとの発行済み株式数(希薄化後)を調べてみます。
※ 希薄化後とは、転換社債やストックオプションなどの株数も加味した株数のことです。
たった3年弱で発行済み株式数が18.65%も減っているって驚異的としか言えないです!
それくらいフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢にあるということです。
フリーキャッシュフローについては、過去ブログ(フリーキャッシュフローが多い企業はどこか??)を参照してください。
次にアップルの主力商品であるiPhoneの3Qの売上推移を見てみます。
アップルはiPhoneの売上高が全体の48.59%と一番比率が大きい商品です。
去年はコロナ禍の真っ只中とはいえ、前年同期比から49.78%も増えているって…
コロナ前のiPhoneの売上高と比べるといかにすごいかがわかると思います。
最後に過去の3Qの地域別売上高を比較してみたいと思います。
全地域で売り上げが伸びていることがわかります。
2020年4月-6月期と比べてどれくらい伸びているか、伸び率を計算してみます。
アメリカ:32.76%増
ヨーロッパ:33.65%増
中国圏:58.23%増
日本:30.16%増
その他のアジア太平洋:28.48%増
改めて計算してみると中国での伸びがすごいですね。
これはファーウェイからのシェアを奪っているからだと思います。
これだけの好決算なのに、じゃーなんで決算発表の翌日に株価が下落したのか??という疑問が湧いてきます。
考えられる理由は2つです。
・決算前に大きく株価が上昇していたから
・7月以降は世界的な半導体不足によって、iPhoneの製造に制限がかかると予想されているため
整理すると…
アップルの決算発表はハッキリ言って絶好調です!!
決算発表後に株価が下がっているのは全く気にする必要はないと思います。
今回決算内容を調べて改めて感じたことは、売上や純利益の伸び率が凄いというよりは、「やっぱりフリーキャッシュフローが潤沢な企業は強い!」ということです。
アップルは営業キャッシュフローに比べると設備投資額は本当に少ないです!設備投資が少なく、フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢にあるということは、それだけ株主還元できる資金が潤沢にあるということなので、株主にとってはいいことしかありません。