2021年第2四半期 決算発表:アマゾン
#335
こんにちは、チャーリーです!
私が保有している銘柄の中で一番不安な銘柄であるアマゾンが2021年7月29日に第2四半期決算の発表を行いました。
私自身が業績内容を気になっていることもありますが、株価が7%強下がったこともあり、各方面からアマゾンの決算発表後に問い合わせが相次いだので調べていきたいと思います。
まずはアマゾンの株価推移から
4.38倍って数字を見るとやっぱり凄いですね!
それではアマゾンの決算内容を調べていきます。
以下の表はすべてアマゾンの四半期報告書から数字を拾って作成しています。
四半期報告書はこちら
売上高
営業利益・純利益
EPS
正直この内容を見る限りだと、7%強も下がらなくてもいいと思いました。
7%強も下がった理由は…
・売上高が市場予想に届かなかった
→ 予想:1150.6億ドル、結果:1130.8億ドル
・特にネット通販事業の売上高が市場予想に届かなかった
→ 予想:572億7000万ドル、結果:531億5700万ドル
・第3四半期決算の営業利益の会社予想が前年同期比で減益の予想となった
→ 第3四半期の営業利益の会社予想:25億ドル~60億ドル
もう少し今回の決算内容を詳しく調べてみます。
2021年第2四半期の売上高の内訳
これを見ると、上記したようにネット通販の売上が予想まで届かなかったことが問題になりそうですけど、実は全く気にする必要はないんです!
次はこれを見てください。
2021年第2四半期の営業利益の内訳
アマゾンの事業の中で一番利益を上げているのは、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のクラウド事業です!!
このAWSは今回の決算発表で市場予想を上回っています。
市場予想:141.8億ドル
結果:148.1億ドル
もっと言うと、EPS(1株あたりの利益)も市場予想を上回っています。
市場予想:12.28ドル
結果:15.12億ドル
その主力事業であるAWS事業で今回新たにAWSの顧客になった企業・団体は以下の通りです。
スイスの大手電気通信会社:スイスコム
カナダ最大の電気通信会社:BellCanada
北米最大の金融機関:BMO Financial Group
コロンビア最大の銀行:バンコロンビア
スポーツカーの世界的大手メーカー:フェラーリSpA
世界最高のホッケーリーグ:ナショナルホッケーリーグ(NHL)
AWSの営業利益の過去の推移を調べてみました。
今回も前年同期比で24.90%増益になっています。
整理すると…
アマゾンは決算発表後に大きく売られてしまいましたが、そこまで過度に悲観する必要はないと思いました。
稼ぎ頭のAWSは好調を維持していますし、EPS(1株あたりの利益)も市場予想を大きく上回っていて好調だったので。
ただ、1つ気になるのが第3四半期決算の営業利益の会社予想が前年同期比で減益になる予想ということです。これはコロナ対策で10億ドルのコストがかかってしまうので、その費用も加味してあるとのことですが…
でも株価はEPSと連動するので、そのEPSが伸びていることを考えたら、今みたいに株価が下がったところは上昇基調に戻るまで少し時間がかかるかもしれませんが、買いにいってもいいと思います。
1件のピンバック
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