どうなるズーム!? 初の減益予想を発表

#366

こんにちは、チャーリーです!

2021年8月31日の相場でズーム・ビデオ・コミュニケーションズの株価が前日比16.69%と急落しました。

なんで1日で16.69%も下落したかというと…

前日に発表された2022年度第2四半期決算の発表と同時に第3四半期決算の業績見通しも発表されて、その業績見通しが良くなかったからです。

 

 

まずはズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(以下:ズーム)の過去1年間の株価推移を見てみます。

  

8月31日で16.69%下落しましたが、そもそも過去1年間で36.45%も株価が下落していました。

ズームの株価は見たことがなかったので知らなかったです…

 

今回発表された決算内容を調べていきます。

売上高

この第3四半期(8月-10月期)の売上高の予想が減益予想になっているので、株価が急落したんです。

この予想はズームが自ら予想している数値です。

 

 

営業利益・純利益

 

 

ただ、悪い話だけではないんです!

ズームに投資している人からすると朗報だと思います。

それは、カリスマ投資家ともてはやされているキャシー・ウッド氏率いるアーク社が、ズーム株が急落した時に9500万ドル(約104億5000万円)分のズーム株を買い増ししました。

※ 私からすると気休めにしかならないと思いますが…

 

キャシー・ウッド氏はズーム株の将来性を見捨てていないという証拠です。

 

 

決算状況を調べている時に、ズーム株に対してどうしてもオススメできない項目を見つけてしまったんです…

それは、「研究開発費」「販売宣伝費」が年々増加しているということです!

2022年度も半期(2月-7月)終わりましたが、今のペースいくと2022年度も「研究開発費」と「販売宣伝費」が過去最高を更新します。

半期(2月-7月)で費やした資金

研究開発費: 147,486千ドル

販売宣伝費: 516,846千ドル

 

半期の数字なので単純に2倍すると

研究開発費: 294,972千ドル

販売宣伝費: 1,033,692千ドル

→2つとも過去最高額を更新します。

 

これだけ年々、「研究開発費」と「販売宣伝費」が増え続けて利益が出にくい体質ということになってしまいます。

 

しかも、2020年初めにコロナが世界的に大流行した時は、オンライン会議システムでズームは間違いなく先行していましたが、今はいろんな企業が参入しています。

例えば

マイクロソフト:Microsoft Teams

グーグル:Google Meet 

シスコ:Cisco Webex

フェイスブック:Messenger Rooms

スカイプ:Skype Meet Now

などがどんどん参入してきています。

 

 

いつも同じことを書きますが、市場規模が拡大することと、株価が上がることはイコールではないことを忘れたらいけないです!

競争が激化すると、価格競争にさらされて利益が思うように出なくなります。

これは、EV市場(電気自動車市場)や3Dプリンタ市場を見ればよくわかります。

 

 

整理すると…

本文には詳しくは書きませんでしたが、8月以降は個人と従業員が10人以下の中小企業の解約がズームが予想していたよりも速いペースで解約が相次いでいるらしいです。

ちなみに私はズーム株を全くオススメしていません!

こういう今流行りの企業に投資すると、どうなる確率が高いのかを知ってもらうために今回の記事を書きました。

仮に今後上がったとしても堅実に資産を築いていきたいのであれば、避けて通った方がいい銘柄だと思います。

2

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です