最悪なケースを考えておく

#698

こんにちは、チャーリーです!

今の相場はみんな不安だと思います。

その不安って何なのか??というのを考えてみると…

「どこまで下がるのか??」

「いつまで下がるのか??」

「いつ底を打つのか??」

「いつまで我慢すればいいのか??」

 

このことがみんなわからないので不安になっているんだと思います。

「どこまで下がるのか??」、「いつまで下がるのか??」、「いつ底を打つのか??」はインフレ次第なので正直全く検討がつきません。

 

今回タイトルにも書きましたが、最悪なケースを考えてみます。

それは下落率のことではなく、「我慢しないといけない期間」のことです。

最悪なケースを想定するので、2008年のリーマンショックの時を振り返って調べてみます。

 

単純に「リーマンショック前の高値に戻るのに何年かかったのか?」を調べていきます。

調べる銘柄は以下の5銘柄です。

S&P500

アップル

コストコ

S&Pグローバル

ヤムブランズ

※ ビザは2008年に上場したので検証できません。

 

失業率などの雇用統計を見る限りだと、さすがにどれだけ最悪なケースを想定してもリーマンショック級の景気後退はないと思いますが、リーマンショック時の状況を知っておくと損はないと思います。

 

 

さっそく調べていきます。

まずは今個人投資家に大人気のS&P500

   

リーマンショック前の高値まで戻るのに約5年6ヵ月弱かかっています。

ただ繰り返しになりますが、今回は最悪なケースを想定してもリーマンショックの時ほど景気後退はしないと思うのでこんなにはかからないと思います。

 

でも当時100年に一度の金融危機と言われていましたが、それでも約5年6ヵ月で元の水準に戻っています。

 

 

次はアップル

アップルは100年に一度の金融危機でも約1年10ヵ月で元の水準まで戻っています。

すごい心強い結果です。

 

 

次はコストコ

コストコも約1年9ヵ月で元の水準まで戻っています。

単純に考えて今は100年に一度の金融危機ではないので、もっと短い期間で回復する可能性が高いです。

 

 

次はS&Pグローバル

S&Pグローバルはさすがに約6年5ヵ月かかっています。

これはリーマンショックの原因だったサブプライムローン(低所得者向けの住宅ローン)の格付けに対して最上級の格付けを付していたので、格付け会社のS&Pグローバルとムーディーズに対して風当たりがすごく強かったからです。

 

 

最後にヤムブランズ

約1年11ヵ月で元の水準まで戻っています。

 

 

S&Pグローバル社は特殊要因で例外だとして、他の個別株の3銘柄は100年に一度の金融危機だったにも関わらず、元の水準まで戻るのに2年かかっていません。

これはリーマンショック時でも企業業績・EPS(1株あたりの利益)がほぼ減少しなかったからです。

EPS(1株あたりの利益)が微減しかしていないのに、不安になった投資家が狼狽売りしたことで株価が大きく下がっただけだったので、回復も他の銘柄と比べて早かったんです。

これって今の相場もそうだと思いませんか??

40年ぶりのインフレ、急速な利上げでEPS(1株あたりの利益)が大きく減少していますか??

 

もちろんEPSは大きく減少していません。

むしろEPSが減少するどころか増額になっている企業もあります。

 

今回のブログを調べて書いていたら私は不安な気持ちがかなり減りました。

読んでいてどうでしたか??

 

 

整理すると…

今回のブログのポイント

・100年に一度の金融危機と言われたリーマンショックの時でさえ2年かからず元の水準に戻った。

・平均株価(S&P500)や他の銘柄と比べて戻りが早かった理由は、EPS(1株あたりの利益)が微減に留まったから。

・今の相場はどれだけ最悪なケースを想定してもリーマンショック級の景気後退はこない可能性が極めて高い。

このことを踏まえれば過度に不安になっているのがバカバカしくなります。

少なくとも私はそうなりました。

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