買ったらダメ!! テーマ型ファンドは…

#152

こんにちは、チャーリーです!

過去ブログ(テーマ型投信は買っていいのか?)でもテーマ型ファンドを否定して書きましたが、またしてもテーマ型ファンドが買われているので警鐘を兼ねて再度書いていきたいと思います。

 

そもそもなぜテーマ型ファンドは儲からないのに万年人気かというと…

理由は2つです!

・投資家にとっては成長(上昇)が想像しやすく、わかりやすい

・営業員は説明しやすい、販売しやすい

 

このように投資家、営業サイド双方にとって手掛けやすいんです。

 

 

今回取り上げるテーマ型ファンドは「世界ツーリズム株式ファンド」です!

このファンドをチョイスした理由は、コロナ下落後に純資産総額が約52.2倍になっているからです。他にもあるかもしれませんが、私の目に留まったので…

 

このファンドの特徴は名前が示している通りです。

「世界各国・地域の旅行関連企業が発行する株式等に分散投資しています」

 

当該ファンドの値動きを見てみたいと思います。

 

チャートの背景の青色部分を見ると5月中旬あたりから純資産残高が急上昇していることがわかります。

 

 

次にS&P500の同じ期間を見てみたいと思います。

 

最安値からの上昇率はドングリの背比べくらい違いますが、今後の上昇率を考えたらS&P500の方が上昇率が高い可能性は極めて高いと考えます。

 

結局テーマ型ファンドはあくまで旬でしかないので、長期投資には向いていないんです。

短期で売買しないといけないテーマ型ファンドに高い手数料を支払って、且つ税金まで取られることを考えるとわざわざリスクを冒してテーマ型ファンドに投資する必要性が見い出せません。

 

 

この世界ツーリズム株式ファンドに投資している人たちは、仮にコロナが落ち着いたとしたらまた以前と変わらず、旅行者やビジネスで利用する人が戻ってくると思っているんでしょうか?

100歩譲って旅行者数が以前の数まで戻ってきたとしても、ビジネスで飛行機、ホテルを使う人は依然同様多くなると思いますか?

 

 

整理すると…

テーマ型ファンドは投資家・営業員双方にとってニーズがある商品なので(儲かるという意味ではないです)、たぶん今後も廃れることはないと思います。ただ、テーマ型ファンドに投資すればするほど自分の資産は増えにくくなると考えてください。

長く持ってもいい商品かどうかをよーく考えて投資することが大事です!

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