世界人口の最新予測:2022年

#615
こんにちは、チャーリーです!
私のブログで再三言っているのは「人口増加=株高」になりやすいということです。
この理屈は以下の通りです。
これを見たらわかると思いますが、企業が増益になりやすくなるには消費が伸びる必要があります。
消費が伸びるためには人口が増えた方が消費が増えやすいという理屈なので一番の肝は「消費」なんです。
2022年7月11日に国連(国際連合)が世界の人口推移予測を発表しました。
※ 前回発表されたのが2019年。
発表内容は以下の通りです。
・2022年7月1日時点の世界人口:79億929万人
・2030年7月1日の世界人口予測:85億1172万人
・2050年7月1日の世界人口予測:96億8744万人
・ピークは2086年:104億3104万人
・2100年7月1日の世界人口予測:103億4932万人
ちなみに世界で一番人口が多い中国は2023年にインドに抜かれると書いてあります。
また、2050年までの世界人口が増加する人数の半数以上が以下の8ヵ国に集中すると予測されています。
コンゴ民主共和国
エジプト
エチオピア
インド
ナイジェリア
パキスタン
フィリピン
アメリカ合衆国
さらに2100年になるまで人口が増え続けるのはサハラ以南のアフリカ諸国とも書いてあります。
画像引用元:MPIのホームページ
色が付いている部分がサハラ以南の国です。
この発表を見るとまだまだ世界人口は伸び続けるというのがわかりますが、前回(2019年)発表と大きく変化しているんです。
今までは、「2100年に109億人がピーク」と国連は予測していましたが、ピークを迎える時期も人数も変わっています。
この理由はコロナです!
国連が今回発表したレポートにもハッキリと「COVID-19が影響を及ぼした」と明記してあります。
コロナがどんな人口予測にどんな影響を及ぼしたかというと…
・世界の平均寿命
2019年:72.8歳
2021年:71.0歳
地域によって様々ですが、中央アジア・南アジア・ラテンアメリカ・カリブ海諸国は2019年~2021年の間に平均寿命が3年も短くなったみたいです。
もっとひどかったのは、ボリビア・ボツワナ・レバノン・メキシコ・オマーン・ロシアに関しては2019年~2020年の間に平均寿命が4年以上も短くなったらしいです。
・高所得国ではコロナの影響で短期的な妊娠・出産数に変化が起きた可能性があるとも。
また、上記しているサハラ以南の国では2025年~2064年に「人口ボーナス」が起きて、1人当たりのGDP成長率が加速すると書いてあります。
人口ボーナスとは
生産年齢人口(15歳~64歳)がその年齢層以外の人数より多い状態のことを言います。
この時期は豊富な労働力を背景に個人消費が活発になり、且つ高齢者が少ないので社会保障費用が抑えられるため経済拡大しやすい。
→ 経済拡大するので外国企業からの投資も増える
世界人口も2086年(あと64年後)まで増え続ける=消費も増え続けるので、株式投資に関して変に弱気になる必要はないということです。
整理すると…
2019年に発表されていた予測よりは良くない内容でしたが、これはコロナの影響が大きいと思われます。
今回発表された内容でも2086年までは世界人口は増え続けますし、2100年まではピーク水準でキープされるみたいなので消費が落ち込むのはだいぶ先の話です!
出生率が減少しても上記したように「人口ボーナス」時期に入る地域もあるので、これからも悪いニュースや一時的に景気減速局面があったとしても弱気にならないようにしましょう。
1件のピンバック
2022年6月:米小売売上高 | 必見!!失敗しないための株式投資