勝ち組! ウォルマートが生き残れる理由②

#288

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(勝ち組! ウォルマートが生き残れる理由①)でウォルマートが、時代の流れ、顧客満足を追求しているからこそ柔軟に対応できていると書きました。

今回は、ウォルマートはなぜすぐ柔軟に対応できるのか?を業績面を調べて書いていきたいと思います。

 

まずは、ウォルマートの株価推移を見てください。

2000年から2011年くらいまで株価が横ばいで推移しているので、これだけ見ると投資するのになかなか触手は伸びないし、すごさもイマイチよくわからないです…

 

 

それではさっそく業績を調べていきます。

純利益

 

    

こうやって実際、業績を調べてみると株価だけ見るのと比べてだいぶ印象が変わってきます!

まず、「株価が上がっていなかった2000年から2011年の間も純利益はずっと増益になっていた」ことと、「ITバブル崩壊、リーマンショック時の時でも増益になっている」などなど…

 

2019年に大きく利益が減っていますが、2019年は赤字だったブラジル事業を売却した費用と提携していた中国のJDドットコムの株価下落による含み損の計上で減益になっています。

 

 

次にコロナ禍でもどうだったのかを見るために、四半期ごとの業績を見てます。

売上高

    

コロナ禍でも前年同期比で見ると売上高が伸びている。

※ 季節によって売上に差があるので前年同期で比べてます。

 

営業利益・純利益

2018.2Qの赤字は上記した通り、ブラジル事業の売却費用を計上です。

2020.4Qの赤字は、日本・イギリス事業からの撤退費用を計上して赤字になりました。

このように不採算事業からの撤退などの特別なことがない限り業績は凄く安定しています。

 

 

なぜこのように時代が変わっても柔軟に対応できているかというと、キャッシュフローが安定していることが大きいと思います。

キャッシュフロー

フリーキャッシュフローは、「営業キャッシュフロー」ー「投資キャッシュフロー」で計算しています。

このようにキャッシュフローが安定していて、自由に使えるお金が潤沢にあるので、今回みたいにIT・デジタルの世の中の変化に対応できるんです。

 

しかもこの潤沢なキャッシュフローは世の中の変化に対応できるだけでは終わりません!

配当金の増配・自社株買いなども積極的に行っています。

 

自社株を積極的に行った結果、2006年からの過去15年間で株数が32%減少しています。

 

 

整理すると…

ウォルマートは景気動向、時代の変化にうまく対応できているので長期投資にはすごく向いている銘柄だと思います。

2000年から2011年までのように株価がずっと横ばいで推移したとしても、株価だけ見ているのと、業績までチェックしているのでは持ち切れる期間(我慢できる期間)に差が出てくるいい例だったと思います。

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