知らなかった!中国による一帯一路の狙いとは?②

#29

こんにちは、チャーリーです!

前回ブログ(知らなかった!中国による一帯一路とは?①)では一帯(陸路)について書いていきました。

今回は一路(海路)について書いていきたいと思います。

 

まずは前回ブログの最後に債務の罠について触れたのでそのことを書きます。

 

債務の罠とは…

中国が一帯一路構想を実現させるために中国~欧州間にある国に多額の資金を供給(貸して)して、中国から多額のお金を借りた国はインフラ整備(道路や港、電力等)を行うことです。

なにが罠(代償)なのかというと、スリランカを例に見ていきます。

 

スリランカは2010年にスリランカ南部にあるハンバントタ港を中国から約1420憶円の巨額融資を受けて建設した。

しかし、中国が決めた融資の金利は最高で年6.3%。元々財政的に余裕がある国ではないので借金を返済できなくなってしまった。

その結果どうなったかというと、スリランカは中国に対してハンバントタ港を99年間リース(貸す)して、その代わりにリース料を約1220憶円受け取ることに合意しました。

形式上はリースですが、貸与期間99年は事実上中国に売却したことと大差ない気がします…

 

これが債務の罠です!

 

ちなみにワシントンにある世界開発センター(CGD)は、中国から融資を受けた8ヵ国が過剰債務の危険性がある国として発表しました。

その8か国とは…

ジブチタジキスタンラオスモルディブパキスタンキルギスモンゴルモンテネグロです。

実はジブチは中国が唯一、海外軍事拠点を置いている場所。

 

債務の罠に陥ってなくても、このように中国は一路(海路)も自由に貿易できるように融資して各地の港を建設しています。

 

これは余談ですが、港を自由に利用できるということは戦艦も自由に出入りできるということです。軍事面でアメリカへのけん制になっているという側面もあるみたいです…

 

 

このように中国は一帯一路構想で経済圏を広げていこうとしています。

自国第一主義を掲げて国を閉じようとしている国と、一帯一路構想で経済圏を広げている国ではどちらが将来世界のリーダーになれるのか…

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