世界一のメッセンジャーアプリ!:ワッツアップとは…
#126
こんにちは、チャーリーです!
メッセンジャーアプリと言えば、何が思い浮かびますか?
日本だとやっぱりLINEですよね!
世界のメッセンジャーアプリだと、利用者が多い順は以下の通りです。
今回は1位のWhatsApp(以下:ワッツアップ)がインドで決済サービスを始めたので、そのことを書いていきます。
まずはワッツアップの紹介から
上記の表の通り、月間アクティブユーザー数が20億人もいるメッセンジャーアプリです!
実はこのワッツアップはフェイスブック傘下アプリなんです。
※ フェイスブックグループでメッセンジャーアプリの1位と2位を占めています。
2014年2月にフェイスブックが190億ドル(約1兆9950億円)で買収。
ワッツアップでどんなことができるのかというと…
・グループチャットができる
・無料通話ができる。(ビデオ通話も可)
・写真、動画を送信できる
※ LINEとたいして機能は変わらないです。
本題に入ります。
冒頭に書いた通り、ワッツアップがインドで決済サービスを始めました。
ちなみにインドのスマホ利用者は5億人と言われていますが、その5億人うち4億人がワッツアップを利用しています。インドのスマホ利用者の80%がワッツアップを使っていることになります。
決済サービスを始めたとは書きましたが、2018年からインドの一部地域で試験的にサービスを提供していましたが、この度、規制当局から承認を得てインド全土で本格展開することになりました。
決済サービスが始まることで、2つのことが改善されます。
① ユーザーのメリット
・ワッツアッツが使える店や企業で決済できるようになる。
・ネット通販でも利用できるようになる
→フェイスブックはインド大手財閥のリライアンス・インダストリーズの傘下企業に57億ドル(約6000億円)出資している。この財閥はインド小売り最大手企業やインド通信最大手企業を傘下に抱えている。
大手財閥のリライアンスは、自社系列の1万店に加え、1000万店以上ある系列外の零細店をネットワーク化していく方針。
② ワッツアップ(フェイスブック)のメリット
実はワッツアップは月間アクティブユーザーが20億人いながら収益化できていないアプリなんです。2016年1月から無料で提供しています。
2016年以前は2年目以降は、年間99セント(約104円)の利用料が発生していた。
LINEみたいになぜ広告を載せて収益化を図らないかというと、ワッツアップ創業者のブライアン・アクトン氏(もう退社している)が「広告掲載は収益アップと引き換えにユーザーのウェブ体験を犠牲にするもの」と言っていたからです。
※ 意訳すると、広告はユーザーにとっては苦痛でしかないと言っている。
このインドでの決済サービスはワッツアップが収益化へ第一歩を踏み出したと考えていいと思います。
月間アクティブユーザー20億人を有しているワッツアップが収益化できればフェイスブックの業績がさらに良くなることは言うまでもないことです…
整理すると…
フェイスブック傘下で世界一のユーザー数を誇るワッツアップは今まで全く収益化できていませんでしたが、インドでの決済サービスを開始することによって収益化へ第一歩を踏み出しました。ちなみにLINEペイは加盟店が決済手数料として無料期間が終われば2.45%が徴収されます。
この決済サービスがフェイスブックショップスでも決済ができるようになれば、利用者の利便性が上がるし、フェイスブックも収益が拡大します。収益化できていない分野が多いフェイスブックにとっては収益向上になり、さらなる株価上昇が期待できます。