2020年度のビザの決算はどうだったのか??

#154
こんにちは、チャーリーです!
2020年はコロナウィルスが流行したことによって経済面で大打撃を受けた年です。
私も投資しているビザは9月決算企業で、2020年度の決算発表を11月19日に行っているので、ビザの業績を振り返ってみたいと思います。
株価の推移から見てみます。
まずは、2020年度だけの株価の推移です。
コロナウィルス第一波の時は大きく下がっていますが、1年間を通して見るとコロナがあったにも関わらず、14.73%上昇していることがわかります。
参考のため上場してから今までの株価推移も載せておきます。
次に2016年度~2020年度の決算比較をしてみたいと思います。
以下のデータは全てビザのホームページ内にある年次報告書から数字を拾いました。
年次報告はこちら
過去5年間の業績を比較
どの項目を見ても前年より数字が悪くなっているのがわかります。
当然といったら当然ですが…
それにも関わらず株価は前年よりも上がっているのは、金融緩和の影響です。
株価は割高になってきています。
PERとは、株価が割高か割安かを見る指標。数値が高くなればなるほど割高。
過去5年間のPERデータ
最大値:47.4倍
平均値:34.9倍
最小値:26.3倍
現在 :42.4倍
業績が伸びてないのに、株価だけ上がっているので割高になるのは当たり前!
ただ、最近のブログで繰り返し書いていますが、金融緩和時は割高かどうかはあんまり気にしなくてもいいと思います。
気にせず強気でいいですが、その代わり金融緩和が終わってバブルが弾けた時は、リーマンショックの時以上の株価が下がると思います。
またビザはこういう状況にも関わらず、増配と自社株買いを行っています。
なぜ業績が少し落ち込んでいるのに増配、自社株買いができるかというと…
フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢にあるからです!
ビザのビジネスは設備投資が必要ないため、毎年毎年潤沢にフリーキャッシュフローが生まれます。
設備投資についての考え方は過去ブログ(えっ!? 設備投資は悪??)を参照してください。
整理すると…
前年と比べると少し業績が落ち込んでいますが、思っていたよりは落ち込んでいなかったなと感じました。外出して買い物する人は減りましたが、ネットから買い物をする人が増えた分、クレジットカードで決済する人が相対的にあんまり減らなかったということだと思います。
またフリーキャッシュフローはほとんど落ち込んでいないので、やっぱりこういう企業はどういう景気状況でも強いというのがよくわかりました。
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