参考にしてほしい事例
#712
こんにちは、チャーリーです!
2022年11月10日の米消費者物価指数(CPI)の発表を受けてドル安円高、株高になりました。
私の知り合いでも円安なので米国株式を買いづらいと言っている方がたくさんいます。
これはその知り合いではなく、米国株式に投資しようとしている大半の人が思っている悩みだと思います。
11月10日の米消費者物価指数(CPI)の発表を受けて急激に円高になりましたが、投資家心理としては「もうちょっと円高になったところで買いたい」と思うのが世の常です。
短期間で13円も円高になりました。
そこで参考にしてほしい事例があります。
私の知り合いが実際に米国株式を買ったときの為替と株価です。
必要最小限の情報だけをお伝えします。
買い付けた銘柄は以下の5銘柄です。
アップル
ビザ
コストコ
S&Pグローバル
ドミノ・ピザ
この上記5銘柄を買い付けた時の為替は「150.22円」でした。
この買い為替を見ると誰しもがこう思うと思います。
「よくそんな円安水準で買ったね」
「そんな為替の時に買ったら損する確率が高い」
「買った瞬間から負けが決定している」
などネガティブに捉える人が多いと思います。
ところがどっこいそうではないんです!
上記5銘柄の買った時の株価は以下の通りです。
11月11日の終値と比べるとかなり安く買えていることがわかります。
なぜ安く買えたのかというと…
今の為替相場の構図を考えるとすごく簡単です!
元々はこの構図でドル高円安&株安になったんです。
ただ、11月10日に発表された米消費者物価指数(CPI)は一部指数でインフレが鈍化してきていることが確認できたんです。
※ 一部指数とは食品・エネルギー・住宅費を除いた指数のことです。
詳しくは(2022年10月:米消費者物価指数(CPI))を参照してください。
インフレが鈍化してきている兆候が確認できたので、利上げのペースが落ち着くとの見方からドル安円高&株高になったんです。
結局、今回のブログが何の参考になるかというと…
以下の表を見てください。
為替だけを気にして、138円台になったときに上記5銘柄を買うと結局は買付代金が多くなってしまっています。
「それってたまたまでしょ?」
「結果論で言っているだけでしょ?」
って声が聞こえてきそうです…
そう思う人は再度、ドル高円安・株安になった構図を見てみてください。
インフレが収まれば、ドル安円高、米株高になりやすくなります。
たしかに、上記5銘柄を買い付けた金額と、11月11日時点での金額を比べると、買い付けた時の金額の方が安いというのはたまたまかもしれません。
でも、結局は円高になって買っても大差がないということは言えると思います。
安く買えたのは誤差の範囲だと思います。
何が言いたいかというと、「難しく考える必要はない」ということです!
誤差の範囲で多少は変わりますが、結局は円高になるのを待って米国株式を買っても、買付金額に大差は生じなかったという事例です。
整理すると…
難しく考えれば考えるほど行動に移しにくくなります。
為替だけを見るんじゃなくて、株価も見たらどうすべきか答えはすぐ見つかると思います。
もっと言えば、ドル高円安・米株安になっている構図を理解していれば悩むことすらないと思います。
さらに言えば、業績(EPS)は好調なのに株価だけ下がっている状況を理解していればもっと悩む必要がなくなります。
今回の事例を参考にして投資行動に移してください。