待ってました! コロナのワクチンがほぼ完成

#115
こんにちは、チャーリーです!
2020年11月9日、米ファイザーが「コロナウイルスのワクチンを11月下旬にも米規制当局に緊急使用許可を申請する」と発表しました。
記事を書く前に抑えておかないといけないことは、そもそもワクチンって何?いうことです。
ワクチンとは…
病原体(コロナウイルス)から作られた無毒化もしくは弱毒化された抗原を投与することで、体内で病原体に対する抗体ができ、感染症に対する免疫を作るというものです。
米ファイザーと独ビオンテックが開発中のワクチンを38,955人に接種した結果、90%の人に対して感染を予防する効果が確認できたみたいです。
この90%という数字の何がすごいのかというと、米食品医薬品局(FDA)は緊急承認には少なくとも50%の予防効果が必要としていますが、その基準を大きく上回った成果が出たことです。
ファイザーはこの結果を受けて、年内に最大で5000万回分(2500万人分)、2021年には最大13億回分(6億5000万人分)のワクチンを製造する計画です。
値段は1回分が19.5ドル(約2050円)。ワクチンは3週間の時間を空けて2回接種しないといけない。2回分で約4100円。
ちなみに日本政府は2021年6月までに1億2000万回分(6000万人分)のワクチンの供給を受けることでファイザーと合意済みです。
しかも接種費用については国が全額負担する予定です!
なぜ安いかというと…
バイオの専門家ではないので詳しくはわかりませんが、従来のワクチンは弱毒化または不活化した病原体(ウィルス)を培養しないといけないので時間と手間がかかっていました。
→その分だけコストが高くなっていた
一方、今回開発したワクチンは、メッセンジャーRNAという技術を使うことで病原体を培養する必要がないため、短期間に大量のワクチンが製造できるみたいです。
ただこの新型ワクチンには弱点もあります。
・摂氏マイナス70度で保管しないといけない。
・ワクチンの有効期限は製造してから10日程度。
アメリカからの輸送期間も含めて10日しか有効期間がなく、しかもマイナス70度で保管しながら輸送しないといけないことが新型ワクチンの弱点です。
整理すると…
今回ファイザーが開発した新型ワクチンはまだ米規制当局の承認が下りてないものの、実験ではかなり優秀な結果が出たことは事実です!
しかもそのワクチンを日本政府は2021年6月までに6000万人分の供給を受けることまでファイザー社と合意しています。
さらにさらにワクチンの接種費用は国が全額負担してくれる方針なので、これでやっと一安心と言った感じです。
今回は投資記事とは違いますが、世界を震撼させているコロナウイルスのワクチンがほぼ開発されたので書いてみました。