2024年4月-6月期 決算発表:ビザ
#973
こんにちは、チャーリーです!
私の保有銘柄&オススメ銘柄の1つでもあるビザが2024年7月23日に2024年度第3四半期決算の発表を行いました。
ビザの業績はずっと絶好調なのに株価が思うように上がっていないのでモヤモヤしている人も中にはいるかもしれません。
今回の決算発表はどうだったんでしょうか??
まずは株価推移を見てみます。
こう見るとデコボコはありますが、上がっていないわけではないのですが業績が絶好調の割には上がっていません。
しかも!
決算発表の翌日のビザの株価は前日比-4.01%も下落しました。
それでは決算内容を調べていきたいと思います。
以下の表はすべてビザの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
純利益(4月~6月)
過去最高益を更新しています。
前年同期比:+17.2%増益
EPS(4月~6月)
前年同期比:+20.0%増益
絶好調といっていいと思います。
今度は第3四半期までの累計を見てください。
純利益(10月~6月期)
前年同期比:+14.6%増益
EPS(10月~6月期)
前年同期比:+17.6%増益
これを見て何で決算発表後に株価が4%も下がるのか意味がわかりません。
決算発表後に株価が4%下がった理由はロイターでは純収入(売上高)がアナリストの予想に届かなかったからと書いてあります。
しかも、市場予想を下回るのは2020年以来の4年ぶりらしいです。
ハッキリ書きます!
アナリストの市場予想を上回ろうが下回ろうが全く関係ありません。
関係あるのは期待値だけで取引をしている短期売買をしている人たちです。
会社予想だったら気にしないといけないのはわかりますが。
EPS(1株あたりの利益)が前年同期比で+20.0%も増加している事実だけに注目してください。
最終的にはEPSと株価は連動しますので株価が4%下がっても何も気にする必要はないです。
話は少し飛びますが、経営者交流会で中国人の方が自分と子供たちに投資の話をしてほしいとの要請があったので話をしてきました。
日本に40年住んでいるので日本語はペラペラです。
その方にビザの説明をする時に、「ビザは中国を除く決済金額シェアは60%なんです」という話をした時に興味深いことを言っていました。
中国人も海外旅行に行くときは「銀聯(ギンレン)のVISAを使う」と言っていました。
調べるとデュアルカード(2つの決済カードブランドが付いたクレジットカード)というのが存在するらしいです。
例えば、銀聯とVISAの2つの決済ブランドが1枚のクレジットカードに付いているということです。
海外旅行に行ったときに銀聯で決済ができない時はVISAで決済してくれるイメージ。
やっぱりビザってスゲーと思いました。
整理すると…
ビザの決算は絶好調と言ってもいいと思います。
上記に載せたEPS(1株あたりの利益)を見れば一目瞭然ですが、上昇基調を続けています。
それにもかかわらず株価があんまり上がっていないのは、単純に割安になっているだけと考えてください。
過去10年の平均PERで計算するとビザの株価は「310ドル」が適正価格ということになるので、積極的に買ってください。