2024年1月-3月期 決算発表:ビザ
#926
こんにちは、チャーリーです!
私のオススメ銘柄の1つであるビザが2024年4月23日に2024年度第2四半期決算の発表を行いました。
ビザは少し前のブログ(コメントへの回答)で触れましたが、ブラジルのPIXを代表とするようにクレジットカードを使わない決済システムが急速に普及しているので、最新データを見て影響度合いも調べたいと思います。
まずは株価推移から
株価なのでデコボコはありますが、右肩上がりを継続しています。
それでは決算内容を調べてみたいと思います。
以下のひょうはすべてビザの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
純利益(1月-3月期)
2017年に大きく純利益が落ち込んでいるのは、ビザ・ヨーロッパを買収したことで現金支出を伴わない非経常的な法人税引当金を15億ドル計上したからです。
今期は過去最高益を更新しています。
前年同期比:+9.5%増益
EPS(1月-3月期)
前年同期比:+12.8%増益
今度は第2四半期累計を見てみます。
ビザは9月決算企業なので、10月-3月の6ヶ月間の累計です。
純利益(10月-3月期)
前年同期比:+13.2%増益
今期の累計で見てもビザの純利益は順調ということがわかります。
EPS(10月-3月期)
前年同期比:+16.4%増益
ビザは本当に非の打ち所がない業績内容です。
アメリカは金利が高止まりしているし、景気減速懸念があるにもかかわらずビザの業績がいいということは、消費は衰えていないということだと思います。
今度は冒頭にも書きましたが、ブラジルのPIXの影響を調べてみます。
ただ、前回と同じでブラジル単体での決済取扱残高は公表されていないので、ラテンアメリカ&カリブ海地域の決済取扱残高を調べます。
前年同期比:+10.6%増額
第2四半期累計額は過去最高の決済取扱残高を更新しているので、ブラジルのPIXの影響は出てなさそうです。
話はかなり変わりますが、先日美容院を経営している知り合いから投資の話が聞きたいと言われたので話してきました。
その時にビザの話をするとこんなことを言っていました。
「うちの美容院ではクレジットカードはビザとマスターカードしか取り扱ってないんです。なぜかというと、ビザとマスターカードは決済手数料が安いからです。JCBとかアメックスは決済手数料が高いので取り扱わないようにしています」
決済手数料は個々の契約によって違うので公表されていません。
すごく貴重な話が聞けました。
ちなみに全く同じ話を過去に1回だけ別の経営者からも聞いたことがあります。
こういう事例が世の中にはたくさんあるんだと思います。
それが世界シェア1位と2位に繋がっているんだと思いました。
整理すると…
ビザの業績はいつも通り堅調でした。
着実にEPS(1株あたりの利益)を伸ばしていってくれるので本当に安心して保有できる銘柄です。
割高感もまったくないので怯まず買っていきましょう。