2022年3月-6月期 決算発表:ビザ

#628

こんにちは、チャーリーです!

2022年7月26日にビザが2022年度第3四半期決算を発表しました。

今は歴史的な高インフレ、利上げなど経済環境が決してよくない中、どんな業績だったんでしょうか?

今までいろいろ調べてきた中だと消費は落ち込むどころか堅調に推移しているので、ビザの業績も堅調だと予想されます。

 

まずはビザの株価推移から

見てわかる通り、ビザは2020年2月のコロナ前の高値とほぼ同じ水準で今も推移しています。

株価だけ見ているとヤキモキしている人もいると思います。

下手したらビザを売却した人も中にはいるんじゃないかなと…

 

 

それではさっそく業績を調べてみたいと思います。

以下の表はすべてビザの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。

四半期報告書はこちら

 

まずは四半期ごとの業績から

売上高

    

過去最高額を更新しています。

 

純利益

今期の2021年10-12月期の純利益には及びませんが、4-6月期で見るとコロナ後初めて2019年4-6月期を上回りました。

しかも、今期はインターチェンジ手数料に関する訴訟関連引当金として7億1700万ドル(約788億7000万円)を費用として計上したので、利益額がその分減少しています。

その特別費用がなければ41億2800万ドルの純利益になっていたので過去最高益を更新していました。

 

何が言いたいかというと、「本業は絶好調!!」ということです!

 

 

次に今期経過している9ヵ月間の累計を見てみます。

ビザは9月が本決算なので、10月~6月までの9ヵ月間になります。

売上高

今期の調子の良さが際立っています。

 

純利益

上記した訴訟関連引当金は9ヵ月間だと8億6100万ドルを費用計上しているにも関わらず、今期この純利益ってすごいですねよ!

しかも当然のことですが、ロシア事業を停止した損失分の6000万ドル(約66億円)も計上した上での数字です。

 

 

なんでこんなに業績が好調なのかというと…

「クロスボーダー取引(国際取引)が復活したから」です!

※ クロスボーダー取引とは、カードを発行した国以外で決済を行った取引のこと。

自国以外で決済を行ったということなので、海外旅行だと考えていいと思います。

やっぱり事前にいろいろな角度から消費のことを調べてわかっていた通り、ビザの業績は堅調でした。

この業績を見るとビザは安心して良さそうです。

 

 

整理すると…

部門別の伸び率を見ても全部門で成長していますし、利益率が高いクロスボーダー取引(国際取引)も50.94%も伸びているので安心しました。

安心したと同時に今後が楽しみになりました。

このことを知っていると株価がたとえもうしばらく上がらなくても焦る必要がないです。

ビザはまさしく金の卵を産むガチョウなので殺さずに大事に飼い続けましょう!

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