2021年第3四半期 決算発表:ビザ

#342

こんにちは、チャーリーです!

私が保有している銘柄の1つであるビザが2021年7月27日に2021年第3四半期決算の発表を行ったので、調べてみたいと思います。

ビザは私の保有銘柄の中では一番コロナの影響を受けやすい企業なのでどれくらい回復してきているのか気になっています。

 

 

まずはビザの株価推移から見てみます。

    

コロナの影響をもろに受けたといえ、5年間で3.08倍になっています。

 

それでは2021年第3四半期決算の内容を調べていきたいと思います。

以下の表はすべてビザの四半期報告書から数字を拾って作成しています。

四半期報告書はこちら

 

 

売上高

徐々に回復はしてきていますが、まだ2019年7月-9月期の売上高までは回復していないです。

※ 2019年7月-9月期の売上高が過去一番売上高が多いです。

 

売上高の内訳を見て、どの部門がどうなっているのかを調べてみます。

2019年7月-9月期の売上高と比較するとわかりやすいと思うので比較してみます。

 

売上高の内訳(2019年7月-9月期との比較)

サービス:決済手数料収入

データ処理:決済やメンテナンス、サポートに関わる事業

国際取引:国境をまたぐ決済や為替手数料サービス

顧客インセンティブ:カード発行会社などに支払う報酬のこと

 

国際取引以外はすべて2019年7月-9月期を上回っているのがわかります。

まだ海外旅行が自由にできるほどはコロナから回復していないので、この部門の苦戦はもうしばらく続きそうです。

ただ、その他の部門(事業)が伸びてきているので心配はなさそうです!

 

 

営業利益・純利益

 

ここからはこの前ブログで書いた(2021年第2四半期 決算発表:S&Pグローバル)と似たような内容になります。

ビザの強みは、「設備投資額の少なさ」なんです!

営業キャッシュフローは年々増加傾向、設備投資額はほぼ横ばい。

ということは、年々フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が増えているということです!

「設備投資額が少ない」=「フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢にある」ということになるので、その潤沢にあるフリーキャッシュフローを使って、株主価値を上げることができます。

 

例えば、自社株買い、増配、企業買収などです。

※ ビザは2008年に上場しました。

自社株買い:2010年から毎年自社株買いを行っている

→ 自社株買いの効果で2010年から株数が26.11%減少しています。

増配:2008年に上場して以来、毎年増配しています。

→ 毎年増配の結果、たった12年間で配当金が12.16倍になってます

企業買収:たくさん企業買収していますが、一番有名なのは2015年に発表したビザ・ヨーロッパの買収です。買収金額は220億ドル(当時の為替で約2兆6600億円)。

 

 

整理すると…

売上高・営業利益・純利益の数字を見ると、コロナから完全に回復したとは言えないですが、詳細に調べると全く心配する必要はありませんでした。

国際取引以外の部門では過去最高の売上高を更新しているし、フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)の潤沢さも変わっていないからです!

今後も安心してほったらかし戦法を続けたいと思います。

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