2021年第2四半期 決算発表:ビザ
#256
こんにちは、チャーリーです!
2021年4月27日にビザが2021年度の第2四半期決算を発表しました。
ちなみにビザは9月末が本決算です。
私自身も保有している銘柄なので中身が気になります。
その前に株価推移を載せておきます。
コロナ後も緩やかですけど上がっていることがわかります。
コロナ前より約10%くらい上昇しています。
さっそく調べていきたいと思います。
以下の表はすべてビザの四半期報告書と運用データから数字を拾って作成しています。
ビザの四半期報告書と運用データはこちら
売上高・営業利益・純利益
やっぱりまだコロナ前の業績を超えられていません。
世界的に経済活動が全面的に再開しているわけではないので当たり前ですけど…と言いたいところですが、いろいろ調べていたら決済総額が伸びていると書いてあったので実際の数字を調べてみたいと思います。
四半期ごとの決済総額
四半期ごとの決済件数
確かに決済総額と決済件数を見るとコロナ前の2019年10月~12月期の数字を上回っています。
この理由は、ネットショッピングで買い物をする人が増えたからです!
だいぶ前のブログでも書きましたが、現金主義と言われている日本人でさえも、アマゾン・楽天・ゾゾタウンなどで買い物した時はクレジット決済をしている比率が8割を超えていると言われています。
そのことに加えて、アマゾンプライムの会員費、ネットフリックスの会員費などのサブスクリプションでかかる費用もクレジット決済で支払っているのでどんどんクレジット決済残高は増えやすくなっています。
ただ、ここで1つの疑問が湧いてきます。
決済総額が増えているにも関わらず、なぜ「業績はコロナ前」を上回っていないのか??です。
それは、「国際取引事業」が落ち込んでいるからです!
※ 国際取引事業とは、国境をまたぐ決済を行うこと。
これは端的に言えば、コロナで海外旅行が出来ないから国境を超えた決済が減っているんです。前年同期比(2020年1月~3月期)で見ると11%減とまだ減っているんです。
最後に地域別の決済総額をコロナ前と2021年度第2四半期を見たいと思います。
地域によってコロナからの回復スピードにバラツキがあります。
こうやって見るとアメリカはやっぱり凄いですね!!
整理すると…
世界全体的にはまだまだコロナから立ち直っているとは言い難い状況ですけど、決済総額がすでにコロナ前の水準を超えていることは明るい兆候と言えます。
唯一苦戦している国際決済事業に関してもワクチン接種がどんどん進めば少しずつでも回復してくると予想できるので心配しなくてもいいと思いました。