米小売売上高はどう推移しているのか??

#456

こんにちは、チャーリーです!

FRBのパウエル議長がインフレ(物価上昇)に対して「一時的」という表現を使わないと表明したくらいインフレの勢いがすごいです。

 

2021年12月10日に米労働省が発表した11月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比6.8%上昇して、1982年6月以来となる約39年ぶりの大幅な伸びを記録しました。

 

インフレ(物価上昇)に一番影響を受けるのは消費者です!

物の値段があまりにも高くなると、消費を控えるようになります。

 

そこで今回は、インフレの影響で消費は落ち込んでいるのか??を調べてみたいと思います。

市場関係者はインフレのことばっかり気にしていますが、結局は小売売上高がどうなっているかがポイントになります。

 

その理由は…

・アメリカはGDPに占める個人消費の割合が70%と一番多くを占めている。

→ アメリカが経済成長するかどうかは個人消費次第ということです。

・個人消費が伸びると、当然企業が儲かる。

 

結局はこのようなサイクルになります。

  

すごく単純な理屈ですが、これ以上でもこれ以下でもありません。

 

 

11月米小売売上高は2021年12月15日に米商務省国勢調査局が発表しました。

以下の表は米商務省国勢調査局が公表しているデータから作成しました。

データはこちら

 

パッと見でわかりますが、小売売上高は2021年に入ってからかなり伸びています。

過去最高額を更新し続けています。

コロナ前の最高小売売上高から21.4%も伸びています。

 

前月比ベースの伸び率も見てみます。

まだデコボコしているので落ち着きを取り戻してはいないですけど、2021年8月から4ヶ月連続で前月比より伸びているので堅調と言ったところだと思います。

 

 

この米小売売上高の推移を見る限りでは、インフレ(物価上昇)の影響で消費が落ち込んでいるようには見えないです。

今後影響が出てくるのか?

インフレじゃなかったらもっと小売売上高が伸びていたのか?

それは正直まったくわかりませんが、悲観するような状況ではないというのは言えると思います。

 

たしかにFRBの金融政策次第で株価が大きく動くというのは理解していますが、あんまり過度に反応して振り回されないようにしましょう。

 

 

整理すると…

米小売売上高の推移を見ると、米経済は着実と回復&成長していました。

私は専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、今のところはインフレが消費動向にあんまり影響していないように感じます。

アメリカはGDPの70%が個人消費なので小売売上高が伸びているということはアメリカ経済は成長しているということになるので、過度に悲観的になって長期投資を離脱しないようにしましょう。

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