2023年度 本決算発表:ユナイテッドヘルス
#862
こんにちは、チャーリーです!
この前、経営者交流会で私が所属している地域じゃない人と合同の勉強会があったので参加してきました。
勉強会後の飲み会で投資の話になったんです。
ある人が「私の知り合いでFXで年率80%で儲かっている人がいる」って自慢げに語っていました。
私はその会話には入らず聞いていただけですが、まだそんなことを信じている人がいるんだなーと思ってビックリしました。
本題に入ります。
私のオススメ銘柄の1つであるユナイテッドヘルスが2024年1月12日に2023年度の通期決算発表をしたので調べてみたいと思います。
まずはいつも通り株価推移を見てみます。
さっそく業績内容を調べていきます。
以下の表はすべてユナイテッドヘルスの年次報告書から数字を抜粋して作成しています。
年次報告書はこちら
純利益
2023年度も過去最高益を更新しています。
前年比+11.2%増益
EPS(1株あたりの利益)
純利益が過去最高益を更新しているので当然ですが、EPS(1株あたりの利益)も過去最高額を更新しています。
前年比+12.6%増額
EPSの成長率は以下の通りです。
直近過去5年間:+14.4%
直近過去10年間:+15.8%
なんでこれだけ好調な決算が続けられるのかというと、部門別の営業利益を見たらわかります。
ヘルスケア部門:医療保険事業
オプタム部門:主に薬剤給付管理(処方箋調剤)
※ オプタム部門は他にもいろいろやっています。
薬剤給付管理とは、処方薬の給付を処理・管理することです。
処方薬を給付しているので、製薬会社に対して医薬品を値引きさせることで医療費の節約になるため、消費者にとってもメリットになるのはもちろんですが、医療費が削減できれば医療保険の給付金まで削減できるのでユナイテッドヘルスにとってもメリットが大きいんです。
製薬会社は処方薬のリストから外してほしくないので医薬品の値引きに応じやすいみたいです。
この薬剤給付管理が大きく伸びるきっかけになったのが2015年のカマタラン社の買収です。
128億ドル(約1.5兆円)で買収しました。
ユナイテッドヘルスの凄さはこれだけでは終わりません。
キャッシュフロー(CF)もすごいんです!
大規模な設備投資が必要ではないのでフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が毎年増え続けています。
このフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を活用して、「自社株買い」や「増配」など株主還元を積極的に行っています。
しかもM&Aにも積極的です。
このように本業が好調なことに加えて、自社株買いも積極的に行っているのでEPS(1株あたりの利益)が増加しやすいんです。
整理すると…
ユナイテッドヘルスの決算内容は絶好調でした。
しかも医療保険部門もオプタム部門も全ての部門で増益基調が続いているので本当に安心して保有できる銘柄だと思います。
しかも景気変動に影響を受けない業種なので、時間を味方につけられるかどうか本当にカギになります。
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