2022年8月の消費はどうだったのか??
#671
こんにちは、チャーリーです!
ついこの前のブログ(2022年8月:米消費者物価指数(CPI))で書きましたが、CPIを見る限りだとアメリカのインフレ(物価上昇)は収まる気配がありません。
2022月8月は前年同期比でも前月比でもインフレが伸びました。
前年同期比
・総合指数:8.3%上昇
・変動が激しい食品・エネルギーを除いたコア指数:6.3%上昇
前月比
・総合指数:0.1%上昇
・変動が激しい食品・エネルギーを除いたコア指数:0.6%上昇
このように経済的にはかなり強い逆風が吹いている中、2022年8月の消費はどうだったんでしょうか??
すごく気になります。
マスターカードが独自調査で2022年8月の米小売売上高を発表しているのでそれを基に書いていきたいと思います。
ただこのマスターカードの発表は具体的な金額では書かれていないのが残念です。
※ 自動車を除く米小売売上高
自動車を除く小売売上高は2021年8月比でもコロナ前の2019年8月比でも伸びていることがわかります。
次にセクター別の小売売上高を見てみます。
宝飾品以外の高級品だけ2021年8月比でマイナスになっていますが、あとのセクターは軒並みプラス成長しています。
これだけ高インフレになっても消費が落ち込まないのは、やっぱり実質平均時給が上がっているからでしょうか…
インフレになってもそれ以上に平均時給が上がっているので実質平均時給は増加しているんです。
「平均時給の増加率」−「CPI総合指数」=実質平均時給
2022年8月
0.3%−0.1%=0.2%
実質平均時給は2022年7月に比べて0.2%増加しています。
最後に今後の米小売売上高の予想を書いて終わりにします。
マスターカードがホリデーシーズンの自動車を除く米小売売上高を予想しています。
※ ホリデーシーズンとは、11月1日~12月24日まで
ホリデーシーズン時にインフレがどうなっているのかはわかりませんが、2021年と比べて小売全体では7.1%増加すると予測されています。
消費者物価指数(CPI)だけを見ていたらお先真っ暗に感じる人もいるかもしれませんが、実際の米小売売上高を見ると、2022年8月も2022年のホリデーシーズンの予測も増加していることがわかったと思います。
長期投資・ほったらかし投資は簡単そうに見えますが、実践しようと思ったらすごく難しいです。
途中離脱しないためにも悪いニュースばかり見て落ち込むのはやめましょう。
いろんな角度から経済状況を見ると今回のように心が落ち着く材料は必ずあります。
整理すると…
アメリカの消費は本当に強いです!
これだけの歴史的な高インフレにも関わらず、消費が落ち込んでないですし、落ち込む予測もされていないです。
これは本文中でも書いたように実質平均時給が増加していることが理由としてあげられます。
あとは人口増加も忘れてはいけないポイントだと思います。
途中で離脱することなく、ほったらかし投資を続けましょう!
継続は力なり