ついに中国が本気を出した!

#141

こんにちは、チャーリーです!

今回のアメリカ大統領選挙で民主党のバイデン氏が勝利しましたが、トランプ政権時代はアメリカファースト(自国第一主義)を掲げて保護貿易主義を貫きました。

この保護貿易のことを著名投資家のジムロジャースは、「歴史を振り返って国を閉ざした国は繁栄していない!」と言って批判していました。

 

アメリカが門戸を閉じてアメリカファースト政策を突き進んでいる中、中国は門戸を開いて経済活動地域をどんどん広げてきています。

その例として過去ブログでは一帯一路のことを書きましたが、今回は中国が積極的にさらに門戸を開こうとしていることを書いていきます。

 

 

今回のキーワードは「TPP」「RCEP」です!!

TPPとは、環太平洋経済連携協定のこと。

RCEPは、東アジアの地域的な包括的経済連携協定のこと。

TPPはニュースで言葉だけは聞いたことがある人がいるかもしれませんが、2つとも一言でいえば、貿易協定のことです。

 

アメリカが他国に対して関税を引き上げている一方で、アメリカ以外の国で貿易協定を結んで貿易を活発化させようとしているんです。

※ 貿易協定とは、協定を結んでいる地域間で自由貿易を目的として、関税を引き下げるか関税を撤廃することです。

 

どういう地域間でその貿易協定を結ぼうとしているのかというと…

以下の通りです。

 

引用:日本経済新聞の2020年11月30日朝刊6面

 

 

単純にこれだけ見てもRCEP+TPPの合計額(各国合算のGDP)がアメリカ単体のGDPを越えているので中国はアメリカから排除されても経済規模維持は確保できます。

 

逆にアメリカは保護貿易を行っていたのでアジア経済圏からはどんどん離れていっています。現にトランプ政権の時はTPPに参加しないことを表明しましたし。

※ バイデン大統領がどうするかはまだ未定です。

 

ちなみにたらればの話ですが、もしアメリカが中国に対して貿易戦争を仕掛けたり、中国企業を排除しなかったとしたら中国はTPPにもRCEPにも参加していなかった可能性があります。

アメリカが中国を苦しめることで結果的に中国が大規模な貿易協定を結ぶことになり、中国の経済圏が益々広がったことになります。

 

 

整理すると…

ジムロジャースが言っている通り、「歴史を振り返っても国を閉ざして繁栄した国はない」というのは私も同感です!

そのことプラス、自由貿易は単純に経済圏が広がることを考えたらメリットが大きいと思います。日本の米みたいに保護したい産業があることは重々承知していますが、米農家も外国との競争にさらされることによって、今の中国みたいに試行錯誤しながら競争力がついてくるかもしれません。

無責任な言い方かもしれませんが、消費者にとってはメリットしかないんです。

中国は今回の貿易協定参加により、世界の覇権を握る日が早まったと思います。

1

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です