トヨタ 6,900億円の上方修正!!

#116
こんにちは、チャーリーです!
タイトルに書きましたが、トヨタ自動車(銘柄コード:7203)が11月6日に純利益が6,900億円の上方修正になりそうだと発表しました。
従来予想は純利益7,300億円だったものを6,900億円上積みの1兆4200億円になるみたいです。
理由としては、コロナウイルスで世界の販売台数が落ち込んでいましたが、7月以降急回復しているからです。
ちなみに…2021年3月期の予想
売上:従来予想24兆円→26兆円
営業利益:従来予想5,000億円→1兆3000億円
純利益:従来予想7,300億円→1兆4200億円
世界の販売台数:従来予想910万台→942万台
上記の通り、各項目で上方修正しています。
さすがトヨタ!と言いたいところですが…
このブログは投資ブログなので、今回は業績が急回復しているトヨタは投資対象に入るのか?を考えてみたいと思います。
まずは過去20年の株価の推移を見てください。
過去20年間で58.44%上がっていることがわかります。
同じ期間の日経平均株価が約28%の上昇なのでトヨタの方が上昇率が高いことがわかります。
次に業績の推移を見てみたいと思います。
2002年3月~2020年3月までの推移です。
キャッシュフローの推移
業績は可もなく不可もなくって感じでコメントしづらいのが正直な気持ちです。
ただキャッシュフロー(以下:CF)を見ると、投資CF(設備投資額)が大きいのでフリーCFがほとんどないです…
フリーCF=営業CF―投資CF
ここで思い出してほしいのは、過去ブログの(えっ!? 設備投資は悪??)です。
設備投資額が大きければ大きいほど、当然フリーCF(自由に使えるお金)が少なくなります。フリーCFが少ないと株主価値を高めにくくなります。
例えば、増配する原資がない、自社株買いできない、M&Aしたい時にできないなど…
投資をする上で最も大事なことは、「投資先を日本だけで考えない」ことです!!
過去のブログでも例を出しましたが、アメリカ企業のビザ、コストコと比較してみてください。
まずはビザから
続いてコストコ
トヨタとビザ、コストコと比べたらどっちが優良企業かは上記の表を見たら一目瞭然です!
長期投資するんならどの企業に投資したいですか??
※ ビザとコストコのことは過去ブログの(最強株!! ビザのすごさとは…)と(ずっと右肩上がり!! コストコのすごさとは…)を見てください。
「知らない企業に投資したくない」とか「日本企業よりも情報が少ない」という意見があるのは百も承知していますが、ビザを知らない人はいないと思いますし、情報が少ないって言ってもそもそもトヨタの業績内容を調べずに投資している人がほとんどです。
整理すると…
トヨタはたしかに売上高とか利益を見ると優良企業に見えますが、投資対象としては私としてはナシです!
トヨタは長期投資の対象にはならないからです。
投資対象を日本だけに絞らなかったら世界には超が10個以上付く優良企業は山ほどあります。そういう企業に長期投資すれば誰でも儲けることができます。