テーマ型投信は買っていいのか?

#65
こんにちは、チャーリーです!
教育系YouTubeで一番人気なのが、“中田敦彦のYouTube大学”だと思います。
歴史、文学、数学、ビジネス、資産運用など幅広い分野の解説をしていますが、その中に非常に興味深い内容があります。
それがこの動画です。
最近中田敦彦氏自身も資産運用にかなり興味があるらしく、お金に関する投稿が増えてきています。
この動画で「買ってはいけないもの商品」が挙げられています。
例えば、テーマ型投信、ターゲットイヤー型投信、バランス型投信、ファンドラップ、新築マンション…などいろんな商品が出てきます。
今回はその中でテーマ型投資信託について考えてみます。
テーマ型投信とは…
ある特定のテーマに絞って投資をしている投資信託のこと。
例えば、AI関連にだけ投資する、5G関連、自動運転関連、ロボット関連、フィンテック関連、医療関連、シェール関連などいろいろな種類があります。
まずは私の見解から言います。
投資したらダメです!!
ダメな理由は2つです!
・テーマ=旬なものなので、旬はいつか終わる
・投資をしなくていい銘柄まで投資をしないといけない。
※ 投信は少なくても30~40銘柄に分散投資しないといけないから
1つ目の典型的なパターン
出典:野村アセットマネジメント
2013年当時シェール革命という言葉が流行って、各金融機関が競って販売したテーマです。
旬が過ぎてしまった後は見るのも嫌になります…
2つ目の典型的なパターン
出典:野村アセットマネジメント
出典:日興アセットマネジメント
うまくいっているのでいいじゃないかと思うかもしれないですけど、それこそが罠に引っかかっています。
何が罠なのかというと…具体例で見ていきます
野村グローバルAI関連株式ファンドの場合
組み入れ銘柄:アマゾン、マイクロソフト、アドビ、マスターカード、サービスナウなど
2017年2月23日基準
野村グローバルAI関連株式ファンド:1.65倍
アマゾン:約3.67倍
マイクロソフト:約3.20倍
アドビ:約3.70倍
マスターカード:約2.61倍
サービスナウ:4.37倍
グローバルフィンテック株式ファンドの場合
組み入れ銘柄:スクエア、メルカドリブレ、アップル、ペイパルなど
2016年12月16日基準
グローバルフィンテック株式ファンド:2.49倍
スクエア:約8.25倍
メルカドリブレ:約6.33倍
アップル:約3.29倍
ペイパル:約4.36倍
30~40銘柄に投資しないといけないので、投資しなくてもいい銘柄に投資をした結果、そういう銘柄が足を引っ張っているというのがわかると思います。
AI関連株やフィンテック関連株に投資をしたいんなら、自分が知っている会社に個別で投資して長期で持つのをおススメします。
気になるテーマの投信をネットで調べると月次レポートorマンスリーレポートという項目をクリックすると組み入れ上位10銘柄が出てくるのでそれで調べるいいです。
こんな声が聞こえてきそうなので、あらかじめ答えておきます。
・AIなどはこれから世界的にどんどん流行っていくんだから投信じゃないとどの銘柄に投資していいのかわからない!
・投信は分散投資しているのでリターンも低くなるかもしれないけど、リスクも抑えられているのでそれでいいんだ!
これに対しては難しく考えたらダメなんです。
1つ目に関しては、わからないものや、知らない会社に投資をしたらいけない!
2つ目に関しても同じです。分散投資をするから自分が知らない会社に投資することになります。
わからないことや、知らない会社に投資をするので下落局面で不安になって慌てて売ったり、営業マンの言うことを100%信じないといけなくなるんです。
簡単に言うと長期投資ができなくなるんです!
最後にみなさんに問いたいです。
自分が熟知している企業1銘柄しか投資をしないことと、分散投資をして自分が知らない銘柄に多く投資するのはどっちがリスクが高いと思いますか?
以上のことから私はテーマ型投信に投資したらダメだと思います。
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