第2弾:テーマ株ファンドのその後…
#772
こんにちは、チャーリーです!
2022年8月29日のブログでも(テーマ株ファンドのその後…)を書きましたが、再検証してみたいと思います。
前回はアークイノベーションETFがどうなったのかを書きましたが、今回はいろいろな種類のテーマ株ファンドを調べてみたいと思います。
検証する前にハッキリ書いておきますが、テーマ株ファンドは絶対買ったらいけない商品です!
金融庁も毎月分配型投信と同類で「顧客本位の商品ではない」と明言しているくらいです。
※ 顧客本位とは、顧客第一主義のこと。
その理由はある特定のテーマだけに絞って投資するっていうことは、そのテーマが流行っている時は調子がいいですが、流行りは必ず過ぎ去ります。
旬なものは長続きしない=長期保有できない商品だから「顧客本位の商品ではない」ということです。
今回検証するのは以下の投資信託(ファンド)です。
グローバルAIファンド
グローバル・フィンテック株式ファンド
ブラックロックESG世界株式ファンド
ニッセイSDGsグローバルセレクトファンド(資産成長型)
上記ファンドと比較するのは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
※ 2018年7月からの比較
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と各テーマ型ファンドを比較したチャートを載せます。
この比較機能はマネックス証券のホームページで誰でも作成できますので試してみてください。
「マネックス証券に口座を開設しなくてもOK」
「マネックス証券が取り扱っている投資信託しか比較できません」
まずはグローバルAIファンドから
2022年に入るまでは勢いよく上がっていましたが、今では平均株価であるS&P500とほぼ同じパフォーマンスになっています。
次はグローバル・フィンテック株式ファンド
これは説明するまでもないと思います。
典型的なテーマ型ファンドの値動きです。
旬なものは旬が過ぎたらこうなることは分かりきっていることです。
今の時代にアムラーの格好をして渋谷を歩いているのと大差ありません。
どんどんいきます。
ブラックロックESG世界株式ファンド
ニッセイSDGsグローバルセレクトファンド(資産成長型)
ESGとかSDGsも投資先としては典型的なテーマ型ファンドです。
企業がESG・SDGsに取り組むのを反対しているわけではありません。
特定のテーマに絞って投資先を選んでいることに反対しているんです。
やっぱりと言っていいと思いますが、市場平均であるS&P500の方がパフォーマンスがいいです。
最後はテーマ型ファンドとは違いますが、超人気商品である「アライアンスバーンスタイン・米国成長株投信Dコース」も参考までに比較してみます。
大健闘!!
って言ったら言い過ぎかもしれませんが、市場平均のS&P500と比べて遜色がありません。
私自身はわかっていますが、市場平均に勝つことがいかに難しいかがわかると思います。
点(短期間)では勝てる投資信託はありますが、期間が長くなればなるほど市場平均に勝つのが難しくなってきます。
整理すると…
テーマ型ファンドが顧客本位の商品ではないという意味がわかりましたか??
わかりやすくいうと、テーマ型ファンドで儲かるのは投資家ではなく、販売会社と運用会社ということです。
逆に市場平均に投資できるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資して儲かるのは投資家であり、販売会社と運用会社は旨みが少ないです。
それは買付手数料が無料&信託報酬(運用管理費用)が0.0968%とめちゃくちゃ安いから。
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