報復攻撃!? テスラにピンチ到来…

#227
こんにちは、チャーリーです!
米中ハイテク戦争の報復攻撃なのかどうかは定かではありませんが、中国政府が突然、「テスラの電気自動車が国家安全保障に関わる情報漏洩のもとになる恐れがある」として、軍や機密情報を扱う産業に属する国有企業、主要な政府機関の関係者の利用を制限していることが判明しました。
どういうことかと言うと…
テスラの運転手の個人情報、車と同期している携帯電話の番号などの情報や、テスラ車は常にカメラやセンサーを使って録画している。
テスラはスパイ活動をしているという言い分なんです!
この言い分ってどこかで聞いたことがあるのは私だけですか??
この言い分って、トランプ大統領が中国に対して言っていたことと同じだと思いませんか?
・ファーウェイがスマホや通信基地局から産業スパイをしているので、ファーウェイ製品の使用を禁止。
・ティックトックがアメリカ人の個人情報を中国共産党に流しているとして、アメリカ事業をアメリカ企業に売却するか、もしくは使用を禁止するか迫ったり…
例を挙げればいくらでもあります。
ここで考えないといけないことは2つです!
・テスラにとって中国市場は重要な市場なのか??
・テスラはこの中国からの攻撃に耐えられるのか??
1つ目については、テスラの地域別の売上高を見たらわかります。
以下のデータはテスラの年次報告書から数字を拾って作成しています。
年次報告書はこちら
2016年からの5年間で中国での売上高が約6倍になっています!
次に地域別の売上高構成比率を2016年度と2020年度を比較してみます。
これを見ると、アメリカでの比率が下がって、中国での比率が上がっているのがわかります。
中国での売上高(金額ベース)もテスラの地域別の売上高構成比率を見ても中国がどんどん重要な市場になってきているのがわかります!
2つ目のテスラは中国からの攻撃に耐えられるのか??
このことについては100%想像するしかありませんが、今までの事象から鑑みると…
私の予想は「中国政府が本気を出したらテスラは耐えられない」という結論に至ります。
それはアリババ、テンセントなどの身内であるはずの中国企業であっても、中国政府と敵対してしまうと大打撃を受けていること。
→アリババは中国政府の批判を講演会で言っただけで、子会社の超有力企業であるアントグループの新規上場が見送られてしまいました。
中国政府は徹底的に攻撃してきます(トランプ大統領の比ではない)。
もし中国政府が本気を出してきたらテスラはまた新しい市場(国)を開拓しないといけなくなります。
中国政府がどこまで徹底的にやってくるかわかりませんが、中国市場が重要なテスラにとっては大打撃になること必須です!
整理すると…
こういう状況になった時にテスラの株主はテスラを信じて持ち切ることができますか?
テスラに限らず、この前書いたビザにしても、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に対する独占禁止法のこともそうです。
なんとなく銘柄を選んで買った人は持ち切ることは不可能だと思います。
やっぱり大事なことは「長く持てる商品(銘柄)を長く持つ」ことが重要です!