第一弾: テスラはバブルなのかを考える

#161

こんにちは、チャーリーです!

2021年1月8日にすごいニュースが入ってきました。それはテスラCEOのイーロン・マスク氏の資産がアマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏を抜いて世界一になったということです。

ちなみに資産は1850億ドル(約19兆円)です!!凄すぎですよね…

 

まずは2020年1月からの株価の推移を見てみます。

 

今回はこの約1年間で9倍以上になっている株価はバブルなのかどうなのかを考えてみたいと思います。

テスラは将来性がある数少ない企業です!!

ただ、将来性があることと、今の株価が適正かどうかは別次元の話なので考えていく必要はあると思います。

 

第一段階として調べてみるのは、テスラの業績です。

以下はテスラのホームページ内にある年次報告書から数字を拾って表を作成しています。

年次報告書はこちら

  

 

 

これを見ると売上高が年々伸びているのがわかります。

ただ、上記表ではわかりづらくなっている営業利益と純利益の推移をそれぞれ見てみたいと思います。

 

 

2019年度の業績までをみると、ただの一度たりとも利益を出したことがありません。

じゃーなんで2020年から急激に株価が上がったかと言うと…

・四半期ごとに決算を見ていくと、2019年の3Q決算から黒字になっている

・黒字になったことでS&P500に採用された

・ESG投資ブームになった

 

2020年の3Qまでの業績は公表されているので確認していきます。

 

確かに黒字になっていますが…ちなみにトヨタの2019年度の純利益が1兆8828億円です。

この黒字になったという理由だけで世界の主要自動車メーカーの時価総額の合計を超えるのはどうなのか…

 

※ 時価総額=株価✕発行済み株式数

 

最後にテスラ社の販売台数を確認します。

ちなみにトヨタの1年間の販売台数が「約897万台」です。

この事実を見る限り、期待先行で株価が買われ過ぎているというのがわかります。

 

 

整理すると…

今回調べた限りではテスラは明らかに買われすぎていてバブル状態と言えます!

ただ、バブル状態だからと言って株価がすぐ下がるかどうかまた別問題です。だってバブルだから…

大事なことはこういう株には手を出さないことだと思います。いつか下がることがわかっているのに、深追いするのはオススメしません。絶対誰かが“ババを引く”のにそれが自分ではないと考えるのは思慮が浅いと思います…

次回はまた違う視点でバブルかどうかを調べていきたいと思います。

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