騰落レシオは信用して売買したらどうなるのか??

#81

こんにちは、チャーリーです!

「ウォール街のランダム・ウォーカー」という本を読んでいるんですが、この本は簡単に言うとテクニカル分析をして売買していくよりも、S&P500をバイ&ホールドしている方がパフォーマンスが高くなると書いてあります。

 

著:バートン・マルキール、訳:井手正介

 

その中で、チャーティスト(チャート分析により売買する人のこと)は成功した部分だけを見れば正解のように思えるけど、いろんな期間に当てはめて検証していくと信じたらいけないと言っています。

いろいろなテクニカル分析の検証結果が書いてありますが、結果だけで実際のチャートや数字がほとんど書いていないので、本当にそうなのか?を検証していきたいと思います。

 

今回は一番わかりやすい騰落レシオを使って検証していきます!

※ 当然、本の中では騰落レシオは否定されています。

 

まず、騰落レシオとは…

一般的には25日間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の割合を使って、市場が買われすぎて過熱感があるのか、売られすぎて底値圏なのかを表す指標です。

120を超えると買われすぎて過熱感があり、70を下回ると売られすぎて底値圏と言われています。

 

 

それでは日経平均株価を使って検証していきます。

出所:投資の森

 

上記チャートで〇で囲っている期間は騰落レシオが120を超えて過熱感があるにも関わらず、日経平均株価はその後下がっていないどころか、むしろ上がっていることがわかります。

 

 

整理すると…

今回は騰落レシオを信用して取引してもいいのか?を検証しましたが、その結果を受けて私個人的には信用しない方がいいと思いました。

確かに騰落レシオのサイン通りに日経平均が動いている期間もありますが、どれを信用して、どれを疑ったらいいのかが私的にはさっぱりわからないです!泣

ということはテクニカル分析としては不完全ということになります。

バイ&ホールドの方が余計な売買手数料も税金もかからないし、労力もそんなにいらないし、失敗する確率も低いのでバイ&ホールドを継続していきたいと思います。

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