マコーミックが6位にランクイン!! 世界で最も持続可能な企業100社
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こんにちは、チャーリーです!
毎年1月に世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が開かれているのを知っていますか?
私は知りませんでした…ダボス会議というワードだけは聞いたことがありましたが…
そのダボス会議の目玉の1つとなっているのが、サステナビリティ(持続可能性)の観点で世界各国の企業を評価することです。
その「世界で最も持続可能な企業100社」に以前のブログで取り上げたマコーミックが6位にランクインしました!
※ マコーミックについては(ガソリンスタンドのおじさん銘柄:マコーミックとは…)を参照してください。
世界で最も持続可能な企業100社のランキング(トップ10)は以下の通りです。
トップ10に入っている企業でアメリカの企業は6位のマコーミックと9位のアメリカン・ウォーター・ワークスの2社だけです!
しかもマコーミックは食品部門では世界ランキング1位でした!!
持続可能な企業ということは、成長性や財務面がしっかりしていて、ライバル会社に対して競争優位性を持っているということです。
そのマコーミックの2020年度の決算発表を見て、コロナの影響がどれくらい出たのかを見ていきたいと思います。
以下の表は全てマコーミックのホームページ内にある年次報告書から数字を拾って作成しています。
年次報告書はこちら
比較できるように過去5年間の業績と比較しました。
売上高
営業利益・純利益
確かにこの業績を見ると2019年度と比べても売上高・営業利益・純利益のすべてが伸びています。年間を通して考えるとコロナウイルスの影響はほとんどなかったと言えると思います。
地域別に見ると中国では売上に最初は影響が出たみたいですけど…
キャッシュフロー
企業買収があるので投資キャッシュフローの推移がいまいちわかりづらいので、設備投資の推移を見てみたいと思います。
営業キャッシュフローと設備投資額
これを見ると営業キャッシュフローは年々伸びているのに対して、設備投資額はほとんど増えていないことがわかります。
単純に年々、フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が増えているということです。
設備投資額は少なければ少ないほどいいんです!
それはフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が多いということは、増配、企業買収、自社株買いなどを行って株主価値を向上させることができるからです。
整理すると…
過去ブログでも書きましたが、マコーミックはITバブル崩壊やリーマンショックの時も売上高が伸びていたし、今回のコロナウイルスが流行して業績が伸びているので景気動向に影響を受けない企業と言えます。
しかも営業キャッシュフローは毎年増えているのに、設備投資額はほとんど増えていないので、万が一不測の事態が起きたとしても経営的にはビクともしないと思います。
さらに潤沢にあるフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)で企業買収を繰り返しているのでますます競争優位性が増しているので安心して長期投資ができる銘柄というのが再確認できました。
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