そんなまさか…長期投資は全員が儲かる!?

#321

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(若者の宝くじ離れ)の最後に、企業が増益を続けている限り、長期投資をしている投資家は全員が儲かります」と書きましたが、今回はそのことについて書いていきたいと思います。

 

まずは、短期投資と長期投資の考え方から整理します。

短期投資:ゼロサムゲーム

長期投資:ゼロサムゲームではない

 

ゼロサムゲームとは…

「儲かっている人の利益の合計」と「損している人の損失の合計」が同じ数字になるという考え方です。

例:100万円儲かる人がいたら、逆に100万円損している人がいる。

 

重要なことは、儲かる人と損する人の人数が同じになるというわけではありません!

私の勝手な肌感覚で言うと、人数ベースでいうと、儲かる人が1人に対して損する人が99人というイメージです。極端かもしれんけど…

あくまで人数ではなくて、利益額の合計・損失額の合計が同じになるという考え方です。

一部の人が利益を総取りして、大多数の人が損していることは間違いないと思います。

 

 

いつも同じことを書きますが、短期投資の基本スタイルは“他の人を出し抜く”ことに全てがかかってきます!
他の人を出し抜こうとすればするほど、ゼロサムゲームになってしまいます。

 

それが、増益を続けている企業に投資すると、長期投資はゼロサムゲームではなくなるんです!!

それを証明するために過去の株価とEPS(1株あたりの利益)を調べました。

調べた銘柄は以下の銘柄です。

コストコ(会員制のスーパー)

ムーディーズ(格付け会社)

マコーミック(香辛料メーカー)

ビザ(クレジット決済)

 

期間は1999年~2020年

※ ムーディーズの株価は2000年までしか遡れなかったです。ビザは上場後の2009年から掲載しています。

 

まずは、コストコから

 

     

注目すべきは、EPS(1株あたりの利益)の増加率の平均と株価の上昇率の平均です。

ほとんど差異がないです!

EPSと株価が連動しているということが、チャートからも数字上からも言えます。

 

 

 

次にムーディーズ

 

 

 

 

マコーミック

 

 

 

ビザ

 

長期で保有すると、どの時点で買っても儲かっていることがわかると思います。

長期投資は他の人を出し抜かなくても儲かるんです!

売却するときも他の人を出し抜かなくても十分利益が出ます。

ずっと増益を続けているのでEPS(1株あたりの利益)が上昇し続けています。

ということは、企業価値が上がっているので売却するときは、その株式を買い取ってくれる人から見ても出し抜かれていないんです。

→過去の推移から見て、明らかに割高になっていなければ。

 

企業価値に対して、適正価格でお互いが売買すれば、損する人が出ない。

仮に明らかに割高な時に買ったとしても、数年すればEPS(1株あたりの利益)が伸びてくるので損せず、逆に利益が出ます。

 

 

ここで「それって増益であることが前提でしょ?」「今後の企業利益なんかどうなるかわからない」と思う人がいると思います。

 

なのであえて1999年まで遡って検証したんです!

2000年のITバブル崩壊、2001年の同時多発テロ、2003年のイラク戦争、2003年のSARS(サーズ):重症急性呼吸器症候群、2008年のリーマンショック、2020年のコロナウイルスなどの逆風の中でも増益を続けている企業なんです。

簡単に言っても2回のバブル崩壊を乗り越えているんです。

 

「だからと言って今後はどうなるかわからない」という意見はもっともです!

ただ、蓋然性(がいぜんせい)が高い・再現性が高いというのは言えると思います。

 

 

整理すると…

過去の業績をしっかり調べて、ずっと増益基調が続いている銘柄に投資をすれば長期投資家は全員儲かるというのが想像できましたか??

こういう事実があるので、私は長期投資を推奨しているんです!

急がば回れです!!

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