2024年 1月-3月期 決算発表:S&Pグローバル

#943
こんにちは、チャーリーです!
長年私のブログを見ている人からすると不思議に思っていることがあると思います。
これは私自信もずっと思っていたことです。
「オススメ6銘柄の中でS&Pグローバルだけ取り上げる回数が明らかに少ない」
S&Pグローバルを取り上げた回数が少ないことは間違いないです。
もちのろん理由はあります。
2022年2月28日にIHSマークイットを約140億ドル(1兆6,100億円)で買収した時に部門編成を行ったので過去との比較ができなくなったため書けなかったというのが最大の理由です。
※ 当時の為替115円で計算しています。
2024年1月-3月期の決算内容を調べてみたいと思います。
まずは株価推移から
2022年から株価が株価が大きく下がったのは「利上げ」が大きく関係しています。
FRBが利上げを行うと社債の発行件数が減ってしまうのでS&Pグローバルにとっては逆風がビュンビュン吹いている状態になります。
画像引用元:日本経済新聞(2024年4月25日朝刊)
利上げが開始された2022年には社債の発行金額が大きく減少していることがわかると思います。
そうとう切羽詰まっていない限り、金利が高い時に企業は社債を発行したがりません。
投資家に支払う利息が多くなって負担増になるのを避けるため。
社債が発行されないとS&Pグローバルに格付けの手数料が入ってこないので業績が落ち込んでしまいます。
そもそもS&Pグローバルには5部門の事業部がありますが、部門別の売上高を調べてみます。
2022年にIHSマークイットを買収したことで売上高比率が一番高いのがマーケット・インテリジェンス部門になりました。
レーティング(格付け)部門は比率は高いですが2番目になっています。
ただ!
売上高ではなく、営業利益で比べると様相が変わってきます。
断トツでレーティング(格付け)部門の利益が一番大きいです!
やっぱりレーティング(格付け)部門の業績に左右されるということがわかります。
なので、前述したように2022年から利上げが開始された後は社債の発行が減ったのでレーティング(格付け)部門の業績が落ち込んで株価も低迷したということです。
最後に前年同期比と比べて部門別の伸び率を見てみます。
社債の発行金額が過去最高額を更新しているのでレーティング(格付け)部門の伸び率も大きくなっています。
これからは業績は安定して推移していくと思います。
整理すると…
S&Pグローバルは大型買収に伴って発行済み株式数も大きく変わってしまったし、部門編成も行われたので私の知識ではどう調べらたらいいのかわからなかったのでブログでも取り上げられていませんでした。
これからは決算の度にちゃんと調べられると思います。
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