2022年10-12月期: スマホの世界出荷台数

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こんにちは、チャーリーです!

前回のブログ(2022年10月-12月期 決算発表:アップル)で書きましたが、アップルが2023年2月2日に2023年度第1四半期決算を発表しました。

詳細は前回ブログを参照してほしいですが、結論としてアップルは減収・減益になってしまいました。

 

その原因はiPhoneの売上が伸びなかったからです。

 

なんでアップルにとってiPhoneの売れ行きが重要かというと、売上比率を見たらわかります。

上記の表でも何となくわかりますが、比率を見たらよりわかりやすいと思います。

2022年10月-12月期ベースだとiPhoneが全体の56.1%も占めています。

なのでアップルにとってはiPhoneの売れ行きが死活問題になるんです。

 

 

今回のブログではiPhoneだけではなく、世界のスマホメーカーのスマホの出荷台数を見てみたいと思います。

出荷台数であって、売上高ではないので注意してください。

以下の表は調査会社IDC社のレポートの数字を抜粋して作成しています。

そのレポートはこちら

 

まずは主要メーカーの前年比(2021年比)を見てください。

パッと見でもすべてのスマホメーカーが前年比で出荷台数が落ち込んでいることがわかります。

全スマホメーカーの出荷台数は以下の通りです。

2021年通期:1,359.8百万台

2022年通期:1,205.5百万台

減少台数:154.3万台減少

減少率:11.34%減

 

次は主要スマホメーカーの前年比を計算してみます。

アップルは一番出荷台数の減少率が低いです。

サムスンと比べると五十歩百歩かもしれませんが…

前述したようにスマホメーカー全体だと11.34%減少していることを考えると、アップルは大健闘だと思います。

 

 

今後は前年同期比(10月-12月比)を見てみます。

前年同期比でも五十歩百歩でアップルが一番出荷台数の減少率が低いです。

ちなみにスマホメーカー全体だと以下の通りです。

2021年10月-12月期:367.6百万台

2022年10月-12月期:300.3百万台

減少台数:67.3万台減少

減少率:18.30%減

 

 

ここまでだと「アップルは健闘しているな」程度で終わりますが、アップルのすごさはここからです!

以下から調査会社Counterpoint社のレポートの内容を一部抜粋します。

そのレポートはこちら

 

そのレポートには各項目のアップルのシェアが載っています。

出荷台数:18%

売上高ベース:48%

営業利益ベース:85%

 

出荷台数ベースではたった18%しかシェアがありませんが、営業利益ベースでは全スマホメーカーの合計営業利益の85%もアップルが占めています。

出荷台数のシェアが低いのは価格が安いスマホから高級スマホまで全て含まれているからです。

アップルは高級スマホ(プレミアムスマホ)に特化しています。

 

だからこそ営業利益ベースでは全体の営業利益の85%もアップルが占めているんです。

儲けすぎと思われるかもしれませんが、それこそがアップルのブランド力と考えてください。

営業利益ベースのシェアの過去の具体的な数値はわかりませんが、推移は以下の通りです。

シェアが過去最高になっています!

 

 

整理すると…

出荷台数は中国でコロナ・デモの影響で生産が想定通りできなかったのが響きましたが、調査会社Counterpoint社のレポートによると、「COVID-19の発生による生産上の問題がなければ、iPhone出荷のシェアはさらに高かった可能性がある」と書いてあります。

これはアップルのティム・クックCEOが言っていることと全く同じです。

レポートにはさらに「一部のiPhone Proシリーズのボリュームは1月に延期されました」とも書いてあるので、もしかすると1月-3月は例年よりは伸び率が高いかもしれません。

まぁ何にしてもアップル株は長く持った方がいいです。

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