2022年7-9月期: スマホの世界出荷台数

#703

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(2022年度 本決算発表:アップル)でアップルの2022年度の本決算の内容を書きました。

アップルの決算発表後に毎回書いていますが、スマホの世界出荷台数を調べていきたいと思います。

 

それはアップルにとってスマホ(iPhone)は主力商品であり、全体の売上高の52.1%を占めているので、アップル株主にとっては絶対に押さえておかないといけないことなんです。

まずはアップルの商品別の売上高を見てください。

 

2022年度通期のiPhoneの売上高は52.1%も占めていてことがわかります。

アップルの命運を握っているのはiPhoneと言っても言い過ぎではありません。

 

そのiPhoneの売上高を記載したいと思います。

直近四半期

2021年7-9月期:38,868百万ドル

2022年7-9月期:42,626百万ドル

前年同期比:+9.66%増収

 

通期

2021年度:191,973百万ドル

2022年度:205,489百万ドル

前年同期比:+7.04%増収

 

歴史的高インフレになっていてもiPhoneの売上高は伸びています。

世界の他のスマホメーカーはどうだったんでしょうか??

さっそく調べてみたいと思います。

以下の表はすべて調査会社IDCのレポートから数字を抜粋して作成しています。

レポートはこちら

 

 

まずは全スマホメーカーの合計スマホ出荷台数の推移を調べてみます。

直近四半期

2021年7-9月期:334.2百万台

2022年7-9月期:301.9百万台

前年同期比:9.66%減少

 

通期

2021年度:1,366.6百万台

2022年度:1,264.4百万台

前年同期比:7.47%減少

全スマホメーカーのスマホの合計出荷台数は四半期で見ても通期で見ても減少しています。

そういう環境下にも関わらず、iPhoneの売上高は増収になったんです!

単純にそれだけでもアップルの強さがわかります。

 

 

ただ、売上高ではなく実際の出荷台数はどうなっているんでしょうか??

スマホメーカーBIG3の出荷台数も併せて表を作ります。

アップルの強さ・凄さを痛感させられるデータです!

ライバル会社であるサムスン、シャオミは2020年7-9月から毎年スマホ出荷台数が減っています。

その一方、アップルは2020年7-9月から毎年スマホ出荷台数は毎年増え続けています。

 

しかもアップルのティム・クックCEOが決算発表後の質疑応答でこのように答えています。

「iPhone14ProとiPhone14Pro MAXについては需要に生産が追いついておらず、需要を満たすために非常に懸命に取り組んでいる」

とコメントしました。

供給が追いついていない状況でこの出荷台数ってすごいとしか言えないです。

 

これがアップルが堀が深いと言われている所以なんです!

※ 堀とは、競争優位性のこと。

 

このデータを見るとティム・クックCEOが言っていたことを思い出さざるを得ません。

「われわれのデータでは、iPhoneの売り上げにマクロ経済的な影響があるとの明らかな証拠はない」

まさしくこの通りになっています。

 

 

整理すると…

スマホ業界ではアップル一人勝ち状態になっています。

「iPhone14の売れ行きが良くないので減産する」とかのネガティブなニュースばかり流さずに、今回書いたようなすごいポジティブなニュースをどんどん流してほしいです。

今後は供給が追いついていないiPhone14ProとiPhone14Pro MAXの売れ行きがどうなっていくのか見ていきたいと思います。

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