2021年第2四半期: スマホの世界出荷量&シェア
#341
こんにちは、チャーリーです!
私のオススメ銘柄の1つであるアップルの見通しを考えるにあたって、常にチェックしないといけない項目が2つあります。
・稼ぎ頭であるiPhoneの販売台数
・フリーキャッシュフローの状況
今回は1つ目の「iPhoneの販売状況&シェア」を調べてみたいと思います。
※ 2つ目のフリーキャッシュフローについては、過去ブログ(フリーキャッシュフローが多い企業はどこか??)を参照してください。
これを調べる前にアップル・iPhoneはどういうスマホを販売しているのかを抑えておきましょう。
一言でいうと、「高級スマホ」です!
安いスマホは片手間程度で力をほぼ入れていません。
※ 廉価版スマホにiPhone SEがあります。
まずは、iPhoneの出荷台数を四半期ごとに見ていきたいと思います。
iPohneは毎年、10月前後に新作が発売されることが多いので10月-12月期の出荷台数が大きく伸びる傾向にあります。
なので過去の4月-6月期と比較してください。
2019年、2020年の同じ時期と比べても今回の出荷台数もシェア一番多いです!
次に世界のスマホ出荷台数の推移を見てみます。
これを見ると、2019年4月-6月期と比べると出荷台数はまだ少ないです!
コロナの影響と世界的な半導体不足が影響していることと、中国市場でのスマホ出荷台数が前年同期比でマイナス10.0%と低調だったことが要因です。
→ iPhoneの出荷台数は伸びています。
中国市場でのスマホ出荷台数が低調だった理由は、ファーウェイブランドがどんどん低調になってきているのと、目新しい新作が出なかったことが原因みたいです。
中国市場でのiPhoneの出荷台数を調べていると凄いことがわかりました。
それは、冒頭で触れた「高級スマホ」分野でのシェアです!!
2021年第2四半期の中国市場での800ドル(約88,000円)以上のシェアでは、アップルのシェアが72%だったらしいです。
今までこの分野の覇者だったファーウェイが大きくシェアを落としているからです。
→ ファーウェイのシェアはわずか24%でした。
中国では「高級スマホ=iPhone」が定着しつつあります。
高級スマホ分野のライバル会社が存在しない状態になっています!
その結果、中国市場での出荷台数もシェアも伸ばしています。
ちなみに中国市場でのスマホ出荷台数は年々減っているにも関わらずです。
中国市場のスマホ出荷台数の合計
2019年第2四半期:9,790万台
2020年第2四半期:8,780万台
2021年第2四半期:7,900万台
中国市場全体のパイが縮小している中で、iPhone(アップル)は出荷台数もシェアも伸ばしているのは凄いです!
整理すると…
iPhone強し!!
まずは世界のスマホ出荷台数が半導体不足や中国市場が低調だったことで伸び悩んでいる中、iPhoneの出荷台数は伸びていました。
iPhoneは半導体不足の影響は今のところ出ていませんでした。
しかも、年々出荷台数が台数が減っている中国市場で限定しても出荷台数・シェアともに伸ばしていました。これは、中国市場で高級スマホ分野を牛耳っていたファーウェイのシェアを奪って、高級スマホ分野のシェアを72%まで伸ばしているからです。
再度言います。
iPhone(アップル)強し!!