皆のオススメはだいたい間違い
#865
こんにちは、チャーリーです!
この前YouTubeのオススメ動画に「皆のオススメは大体間違い」というサムネの動画がありました。
もちろん投資の話です。
そのサムネを見た時に確かに言われてみたらそうだなと思いました。
証券マン時代を思い返しても大衆の意見が一致した時はダメな時ばかりでした。
当時思っていたのは、週刊誌に「日経平均株価が○○円まで上がる」というすごくポジティブな記事が出たら天井が近いということです。
実際そうでした。
もちろん逆もしかりです。
「日経平均株価が○○円まで下がる」などのネガティブな記事が出ると、底が近いなと思っていました。
週刊誌を買ったことはないですが、日経新聞の広告欄に週刊誌のトピックスが載っていたのでそれでいつも確認していたのを思い出しました。
ちなみにウォーレン・バフェットも似たようなことを言っています。
「他者が貪欲な時に恐怖心を抱き、他者が恐怖心を抱いている時に貪欲であれ」
このことを本当に有言実行できているのでバフェットはすごいんです。
簡単なようですごく難しいことです。
実践してみたらわかります。
何が言いたいのかというと…
今は猫も杓子も「S&P500」か「オルカン(全世界株式)」に投資した方がいいと言っています。
このブログを読んでいる人なら絶対目にしたことがあると思います。
「靴磨きの少年」の話を知っていますか??
1929年の夏の話です。
第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの父親であるジョセフ・P・ケネディは1920年代の好況期に株式や不動産で莫大な資産を築いていました。
1929年夏にジョセフがウォール街にいたパット・ボローニュという靴磨きの少年に靴を磨いてもらっている時に、靴磨きの少年が「石油や鉄道を買うといい。天井知らずです。情報通が今日ここに来たんですよ」と言ってきました。
それを聞いたジョセフは持っていた株式を全部売却しました。
そこで起きたのが1929年10月24日の「暗黒の木曜日」の大暴落です。
世界恐慌がここから始まりました。
10月24日の1日でNYダウは22%下落したらしいです。
その後も下がり続け、1932年7月8日にやっと底をつきました。
・暴落前の高値
1929年9月3日:381.17ドル
・暴落後の安値
1932年7月8日:41.22ドル
・下落率:89.18%
100万円投資していたら10.82万円になったということです。
ジョセフは保有株式をすべて売却していたので無傷でした。
無傷どころか…
大暴落の過程で空売りを仕掛けていたので莫大な利益が出たとかww
空売りとは、株価が下がれば下がるほど儲かる取引のこと。
空売りのことは余談で書いただけですので、絶対真似しないようにしてください。
結局何が言いたいのかというと…
大衆が「S&P500」か「オルカン」に投資すべきと言っているので、もしかしたら下落が近いのかもしれません。
ただ、怖がることは全くありません。
仮に下落したとしても「S&P500」とか「オルカン」を買っている人は“つみたてNISA“で買っている人が大半だと思うので、株価が下がれば下がるほど安く・たくさん買えると喜ぶべきです。
どうせ下落後はまた上昇相場が続くので。
恐怖に負けて途中離脱さえしなければ大丈夫!!
整理すると…
今相場全体に楽観的なムードが流れているのはたしかだと思います。
アメリカは利下げを控えているので特にです。
私はどんな相場状況でも常に株価は20%くらいは下がることがあると思っています。
何があっても大事なことは狼狽しないことです!
そんなときこそ株価も見ず、ほったらかし戦法を実践してください。
時間が解決してくれます!