国家公務員の退職金はいくらなのか??
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こんにちは、チャーリーです!
だいぶ前のブログ(えっ!? 退職金ってこんなに少ないの…)で民間企業の退職金が年々減ってきているというのを書きました。
今回は国家公務員の退職金について書いていきたいと思います。
国家公務員の退職金は各省庁などからデータの提供を受けた内閣官房内閣人事局が集計して公表しています。
以下の表は「国家公務員退職手当実態調査」から数字を拾って作成しています。
「国家公務員退職手当実態調査」はこちら
その前に、まずは民間企業の退職金の推移を再度確認しておきます。
民間企業の退職金については、厚生労働省が行っている終了条件総合調査で「退職給付(一時金・年金)の支給実態」が5年に一度のペースで公表されています。
厚生労働省の就労条件総合調査はこちら
この調査の退職給付額の集計条件は以下の通りです。
・大学、大学院卒
・勤続20年以上
・45歳以上の定年退職者
※ この3つの条件をすべて満たしている退職者の平均退職金額です。
すごい勢いで退職金が減っているのがわかります。
10年間で535万円の減額
20年間で1080万円の減額
それでは本題の国家公務員の定年退職金を見てみます。
※ 2016年~2019年の4年間しか調べられなかったです…悲
行政職俸給表(ー)適用者とは、一般行政職員のことです。
調べられた期間が4年と短すぎるのでわかりづらいですが、減少傾向であることは間違いないと思います。
でも民間企業よりは平均の退職金額が多いのは知らなかったです。
もう少し詳しく調べると…
常勤職員の定年までの平均勤続年数:35年8ヵ月
行政職俸給表(―)適用者の定年までの平均勤続年数:39年2ヵ月
金額別でも見ていきます。
2019年に定年退職した人のデータです。
今回のブログで何が言いたいかというと…
結局、老後の資金が足りなくなる問題です!
住宅ローンを退職金で返済したらもっと老後資金が枯渇してしまいます。
30代、40代の人ならまだ十分間に合います!
絶対やってはいけないことは焦って物事を考えることです。
焦って運用しようとすると、営業員のセールストークを鵜吞みにしてしまいますし、短期で利益を出そうとしてリスクが高い商品に投資してしまう可能性が出てきます。
再現性があって、且つ失敗する確率を減らすためには長期投資しかありません。
まずは退職金をどれくらいもらえて、住宅ローンを返済した後に、老後どれくらいお金が残るのか現実を知ることが重要だと思います。
その上でどういう行動をするのかを決めればいいと思います。
整理すると…
国家公務員の退職金も減少傾向が続くと考えられます。これは国家公務員だけじゃなく、民間企業の退職金もどんどん減っているので同じことです。
まずは現実を知って、必要なら早めに行動に移して長期投資で老後の資金を確保していきましょう!