えっ!? 退職金ってこんなに少ないの…

#393

こんにちは、チャーリーです!

みなさんは退職金はいくらくらいもらえると思っていますか??

 

私も14年間サラリーマンをしていましたが、正直、皆目見当がついていませんでした。

今回はその退職金について調べていきたいと思います。

 

 

退職金については厚生労働省が行っている就労条件総合調査で「退職給付(一時金・年金)の支給実態」が5年に一度ずつ発表されています。

厚生労働省の就労条件総合調査はこちら

 

さっそく厚労省の調査結果を見てみたいと思います。

この調査の退職給付額の集計条件は以下の通りです。

・大学、大学院卒

・勤続20年以上

・45歳以上の定年退職者

※ この3つの条件をすべて満たしている退職者の平均退職金額です。

 

坂道を転げ落ちるかのように、きれいな右肩下がりになっています。

10年間で535万円も減額になった

20年間で1080万円も減額になった

 

このペースと一緒のペースで減額していくと仮定すると、私が65歳になる頃には「たったの168万円」になる計算になります。

計算式

1080万円÷20年=54万円

1年あたり54万円ずつ減額になっていることになる。

私が65歳になるのが2047年。

2017年のデータが最新データなので、2047年―2017年=30年

私が65歳になるまで30年経つことになる。

1年あたり54万円ずつ減額されている計算になるので…

54万円×30年=1620万円

 

2017年の平均退職給付額が1788万円なので、1620万円減額されると「168万円」という計算になります。

 

まぁこれはあくまで「今までと同じペースで退職金が減っていくと…」という前提で計算しているのでここまで少なくなることはないと思いますが…

でも間違いなく言えることは、今後も退職金は減り続ける可能性が高いです!

 

 

ここで想像してみてください。

・退職金目当ての住宅ローン返済がどんどん厳しくなる

・退職金が少なくなると、老後の資金が減る

 

1つ目の住宅ローンについては、今後かなり深刻になってくると思います。

こんなデータがあるんです…

日本経済新聞社が住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)のデータを調べた結果、住宅ローンの完済を計画する平均年齢は「73歳」なんです。

 

 

住宅ローン完済年齢が73歳になった理由として考えられることは…

・晩婚化になり住宅ローンを借り入れるタイミングが遅くなって、完済年齢が高くなった

・住宅ローンの平均融資額が20年前の1900万円から3100万円に増えた

※ この結果、65歳時点の住宅ローンの平均残高は20年前の700万円から1300万円超に増えたみたいです。

 

 

今回のブログで何が言いたかったというと…

退職金はこれから益々減っていく可能性が極めて高いので、住宅ローンがある人は退職金目当ての返済が困難になります。

住宅ローンがない人でも退職金が減ることによって老後資金が少なくなります。

こういう見えている未来に対しては、準備して対処するしかありません!

つまり、長期運用をして備えておきましょうということです。

 

 

整理すると…

退職金は今後、底を打って再び増えてくると予想している人は別ですが、そうではない人は準備をしておく必要があります。

中間テストや期末テストで出される問題があらかじめわかっているのに、その問題に対処しようとしない人がどういう点を取るか想像できますよね?

悲惨な末路が待っていることは言うまでもありません。

今回の退職金減額住宅ローン返済がきつくなる老後資金が減るというのはわかっている問題なんです。

長期運用という事前準備をして対処していきましょう!

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