一体どうなる!? 専門家の中でテスラの評価が分かれてきた
#313
こんにちは、チャーリーです!
電気自動車専業のテスラと言えば、2020年に大きく上がった銘柄の1つです!
個人投資家はもちろんのこと、いろんな投資信託の組み入れ銘柄の上位にもランクインしているくらい注目株です!
そのテスラの評価が専門家の中で分かれてきているのは知っていますか??
この評価は投資対象としての評価ではなく、テスラの技術力に関しての評価です!
とはいっても投資ブログなので、まずは株価の推移を見てみます。
テスラ株とGM(ゼネラルモーターズ)株の比較チャートを載せます。
対象期間:2021年1月4日~2021年7月2日
※ 半年間の比較チャートです。
年初からテスラ株はマイナスで推移しています。
しかも、同業のGM(ゼネラルモーターズ)と同じ期間の比較をするとGMの方が圧倒的に上昇率が高いことがわかります。
考えられる理由としては…
・2020年に上がり過ぎたので、その反動で今は下がっている。
・GMの方が将来性があると見られ始めた!?
今回は2つ目の「GM(ゼネラルモーターズ)の方が将来性があると見られ始めた!?」について書いていきたいと思います。
GM(ゼネラルモーターズ)もテスラに負けじと完全EV車のシボレーボルトを投入したりしています。
今後発売予定のEV車
このようにGM(ゼネラルモーターズ)はEV車を次々と投入する予定です。
ただ、このことがGMとテスラとの株価推移に差をつけたわけではありません!!
もっと先の未来の話です!
それは、「自動運転」に関する技術力の差で評価が分かれてきているんです。
調査会社のナビガント・リサーチ社によれば、テスラは「自動運転の技術」と「戦略」の両面でアルファベット傘下のウェイモやGM傘下のクルーズなど多くの企業に後れを取っているらしいです。
※ アルファベットとはGoogleの親会社です。
どういうことかというと…
2021月6月初め、GM傘下のクルーズは他社に先駆けて、バックアップ・ドライバー(万が一のための運転手)なし顧客を載せる自動運転ライドシェア車の走行許可をカルフォルニア当局から取得しました。
一方、テスラはというと…
完全自動運転データをまだ報告しておらず、無人運転技術のテスト状況も不明らしいです。
また、Consumer Reports(以下:CR)のテスト専門家はテスラはあくまで運転支援機能であるオートパイロットの技術しかないと言っています。
しかも、そのオートパイロットもザルだと!!
CRのテスト専門家がある実験を行いました。
テスラ車のハンドルに手と同じくらいの重さになるように重りをつけて、しかも運転席から助手席までドアを開けずに車内移動してもオートパイロットが解除されず、テスラ車は走り続けました。
安全性を考えると運転席に誰も座っていない状態なのに、オートパイロット機能が解除されず、有効なままになっていることはあり得ないことです。
この実験結果を受けてCR社もテスラの自動運転技術はウェイモやクルーズに劣っていると結論付けています。
テスラの自動運転技術が優れていると言っているのは、実はテスラCEOのイーロン・マスク氏だけなんです…
テスラの副法務顧問のエリック・ウィリアムズ氏はテスラの自動運転技術はレベル2と言っています。
レベル2は、人間の運転手が監視する必要のある半自動運転システムのことをいいます。
→GM傘下のクルーズ、ウェイモはレベル4をテスト中です。
整理すると…
テスラの自動運転技術を第三者の専門家がチェックすると、GM傘下のクルーズやアルファベット傘下のウェイモの後塵を拝しています。
テスラCEOであるイーロン・マスク氏が過去に数々の起業を成功させて、天才呼ばわりされている中、イーロン・マスク氏がテスラの自動運転技術は2021年年末までにレベル5が実現できると発言しているので過大評価されているんだと思います。
テスラ社内の人間でさえ、実現できないと否定しているくらいなんです。
ますますこの業界で勝ち残れる企業がどこかわからなくなりますね。避けて通った方が身のためです!