2019年に二番目に買われた投資信託とは…
#69
こんにちは、チャーリーです!
前回ブログ(2019年に一番買われた投資信託とは…)でピクテグローバルインカム株式ファンド(毎月分配型)のことを書きましたが、今回は二番目に買われた投信のことを書いていきたいと思います。
2019年で二番目に買われた投資信託は「グローバル3倍3分法ファンド(年1回決算型)」でした。
どういう商品かというと…
グローバル3分法とあるので、世界の株式、REIT(不動産投資信託)、債券の3つの商品分類に分散投資をしてリスクを抑えながら収益の獲得を目指しています。
ただ個人的にはこの商品はここから先が何をしたいのかよくわかりません。
せっかく世界の3つの投資分類に分散投資してリスク軽減を図っているのに、それだとあんまり儲からないので(基準価格が上がらないので)、株価指数先物取引や国債先物取引を活用して資産の3倍相当額の投資を行っています。
※ すごく簡単にいうと借金をして資産の3倍まで投資していることと同じ(リスクがかなり高い取引)
実際、この商品の目論見書を見ると、「基準価額変動リスクの大きいファンドですので、ご投資の際には慎重にご判断ください。」と赤い字で書いてあります!!
リスクを抑えたいのか、収益を得るためにリスクを取る商品なのか非常にわかりにくいコンセプトの商品だと思います。
運用状況を見ていきたいと思います。
グローバル3倍3分法ファンド(年1回決算型)
出典:日興アセットマネジメント
次にS&P500
この1年10ヶ月間のチャートを見ると、上昇率は3倍3分法ファンドの方が高いです。
コロナ時の下落率を見るとS&P500の方が低いです。
正直、1年10ヶ月という短い期間だとどっちがいいかは判断できません!
ただ、3倍3分法のマンスリーレポートに掲載されているこの1年10ヶ月間の運用成績を見るとすごいことがわかりました。
3分法の内、株式投資はマイナス、REIT(不動産投資信託)はマイナス、債券だけ大幅にプラスでした。
S&P500を見るとわかりますが、株式相場が決して悪かったわけではないんです。
整理すると…
過去1年10ヶ月間の運用実績はS&P500を上回っていますが、中身を見るとうまくいっているのは債券運用だけ!
これをさすが分散投資の効果を発揮したね!!と見るのか、やっぱりS&P500を何もせずにじっと保有しているのがいい!!と見るかは人によって違ってくると思いますが、私は断然100%後者です。
今後も今のパフォーマンスが継続できる確率が高いのはどっちだと思いますか?と考えれば答えはすぐ出ると思います。